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JRA重賞『桜花賞』(GⅠ)東京スポーツ・三嶋まりえ記者の「推し活競馬」

三嶋まりえ
三嶋まりえ(C)週刊実話

春のGⅠシリーズも3戦目。桜花賞の時期が来るといよいよ春が来たな〜と毎年思います。印象に残っているのは、競馬担当になったばかりだった2019年。◎グランアレグリアが、ものすごい強さを見せたのをよく覚えています。GⅠ6勝の名牝は、トレセンで見ても迫力満点でした。今年の年明けには初子も誕生。子供の活躍が楽しみです。

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さて今年の桜花賞は、かなりのボーダーの高さ。8つある優先出走権のうち5つを1勝馬が獲得したことで、GⅠ2着のシンリョクカですら出走を危ぶまれることになりました。オープン2勝馬はキタウイングただ1頭。阪神JFから直行で挑む2歳女王に、各馬が向かっていく形になりそう。

2歳女王を倒せる馬はいるのか…。週末まで取材&検討を続けるつもりですが、今のところ見当たらず、◎はリバティアイランドとします。なんと言っても新馬戦が圧巻。上がり3ハロンの31秒4は、JRA史上最速タイ。同タイムは千直で記録されたものだったことを考えると、異次元の脚を使っていたことがよく分かります。続くアルテミスSは、内枠もあって終始包まれ直線も外からフタをされる厳しいレース。それでも、猛然と追い込み、最後は勝ち馬に首差まで迫っていました。〝負けて強し〟とは、まさにこのこと。

2歳女王が主役を張るのは間違いなし!

前走・阪神JFの完勝は、この馬の能力を持ってすれば当然とすら思えました。桜花賞と同じ舞台を経験できたこともプラスで、主役を張る馬なのは間違いないでしょう。主戦の川田騎手は、ドバイワールドカップをウシュバテソーロで勝つなど乗りに乗っているジョッキー。ここもバッチリ決めてくれるんじゃないかと期待します。

逆転候補は、シンザン記念で牡馬相手に快勝したライトクオンタムを筆頭に、スムーズだったとはいえ勝ったことがあるラヴェル、安定感抜群のドゥアイズなど。単勝と馬連はコナコースト、ドゥアイズ、ハーパー、モズメイメイ、ライトクオンタム、ラヴェルへ。出走が叶えばという条件付きで、シンリョクカも入れておきます。(注:1週前時点での予想です)

三嶋まりえ
東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。22年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。

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