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松本伊代“引退説もささやかれた事故”は「労災」になるの?芸能人補償問題の落とし穴

松本伊代
松本伊代 (C)週刊実話Web

バラエティー番組の撮影中に「事故」に遭い、一時は芸能界〝引退〟までささやかれていたタレントの松本伊代(57)が、4月4日に放送された朝の情報番組『よ~いドン!』(関西テレビ)に生出演。4カ月半ぶりに仕事復帰を果たした。


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松本は、昨年11月24日に行われたバラエティー番組『オオカミ少年』(TBS系)の収録中に約1.5メートルの「落とし穴」に落下。「腰椎圧迫骨折」で全治3カ月と診断され、芸能活動を休止していた。

『よ~いドン!』では、関西テレビの谷元星奈アナが「今日から松本伊代さんが復帰されます」と伝え、松本は「ありがとうございます。ご心配をおかけしました」と一礼。「こんなに休むとは自分でも思っていなかったです。また、こうやって温かく迎えてくださって感謝です」と元気そうな姿を見せた。

「労働者」として認められない!?

松本は番組放送前にも自身のインスタグラムで「今回ばかりはさすがの私もかなり落ち込みました」と告白。今後については前向きなコメントもつづっているが、気になるのは〝補償問題〟だ。

一般の会社員等であれば、仕事中の事故には「労災」が適用されるが、芸能人はどうなのか。

芸能プロ関係者が言う。

「労災の適用を受けるには、労災保険法上の〝労働者〟に該当する必要があります。芸能人の場合、1988年に労働省(元・厚生労働省)が発した『芸能タレント通達』で指針が示され、該当するか否かは個々の事情で判断されていましたが、多くは〝労働者〟として認められませんでした。しかし、2021年4月から俳優やミュージシャンなどの芸能人も任意的な加入を認める『特別加入制度』の対象となっています」

松本が労災認定を受けるには、自ら「特別加入団体」を通じて保険の加入手続きをしていなければならないという〝落とし穴〟がある。

「とはいえ、ケガをさせたTBS側からも〝見舞金〟など何らかのカタチでたっぷりカネは引っ張れるはずですよ」(同・関係者)

夫のヒロミも超のつく売れっ子。そもそも労災など必要ないのかもしれない。

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