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コロナでブームは去った!? マラソン大会存続の危機~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

「隙間ビジネス」舞台裏
「隙間ビジネス」舞台裏 (C)週刊実話Web

2010年代にブームを呼んだマラソンは当時、地域経済を押し上げるほどの人気を博したが、ここにきて衰退。一部を除けば定員割れを起こすどころか、中止や休止に追い込まれる大会も出ているほどだ。

「大阪マラソンは、ビフォア・コロナの2019年までは当選倍率4~5倍と、東京マラソンに次ぐ人気を誇っていた。ところが、昨年は3.2万人の定員に対し、7300人も2次募集をかけざるを得ないほど参加者が激減。昨年12月開催の湘南国際マラソンも、定員2万人に対し参加者1.2万人と6割にとどまりました」(スポーツライター)


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2年以上のブランクは長かった!?

現在は定員充足率が5割を超えればいい方で、参加者数が定員の半分以下だったり、ほとんど集まらない大会も珍しくない。

「2020年から2年余り続いたコロナ禍で、多くのマラソン大会が中止に追い込まれ、2022年秋からようやく再開され始めた。ランナーたちにとっては待ちに待った開催でしたが、その間にマラソンのビジネスモデルが古くなり、参加者たちの意欲をそいでいるようなのです」(同)

まさに〝覆水盆に返らず〟。その人気は、すっかり息切れしてしまったようだ。

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