豪華メンバーがそろった『高松宮記念』。スピードスターたちが集うレースに、今からわくわくします。阪急杯からもう1段階上がったアグリ、オーシャンSを制したヴェントヴォーチェ、パワーアップしたメイケイエール、連覇がかかるナランフレグ…。出走メンバーを眺めているだけでテンションが上がります!
週末までじっくり考えたいと思いますが、今のところはナムラクレアが本命候補。前走のシルクロードSは同舞台で勝利。それも56.5キロを背負っていましたから、〝やっぱり強い〟と感じました。
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桜花賞(3着)の後は、スプリント路線で好走。1400メートル、1600メートルでも上位争いを繰り広げていますが、桜花賞の後はNHKマイルに行くことなくスパッと路線を切り替え、1200メートルのスペシャリストに。昨年のスプリンターズSは3歳馬にもかかわらず5着に入りました。内有利の馬場状態の中で外を通って掲示板確保は立派の一言。スプリント路線でGⅠを獲れる器と見ています。
早くから期待の大きかった馬
この馬で覚えているのは函館SS。50キロとかなりの軽ハンデ。主戦の浜中騎手は、2008年小倉記念のウイントリガー(49キロ)以来実に14年ぶりに50キロ以下の馬に騎乗することになりました。もちろん減量をしての騎乗。それでも長谷川師が乗るかと聞いたらすぐに〝乗ります〟と言ったんだとか。その過酷さは元ジョッキーの長谷川調教師もよく知っているはず。レース後の「計画的に減量をして、50キロで騎乗してくれたことに感謝しています」という言葉からも、その大変さが分かります。このことからも、この馬に対する熱い思いが伝わってきますよね。結果は完勝。現地でレースを見ていたのですが、持ったまま4角を回った姿は、めちゃくちゃかっこよかったです。
早くから期待の大きかった馬。GⅠタイトルは高松宮記念でしっかりつかんでもらいましょう。単勝と馬連はアグリ、ヴェントヴォーチェ、トウシンマカオ、ナランフレグ、ファストフォース、メイケイエール、ロータスランドへ。(注:1週前時点での予想です)
三嶋まりえ
東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。22年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。
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