木村拓哉が織田信長役を演じた映画『THE LEGEND & BUTTERFLY(レジェンド&バタフライ)』が予想を下回る興行収入で「責任問題」に発展しそうだ。
「東映70周年記念作品として総製作費20億円を投じて製作された大作ですからね。このままでは設定した採算ラインに届かない可能性が高い。誰かに〝責任〟を押しつける必要があるのです」(映画ライター)
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客足が伸びない理由は様々だが、「合戦時代劇」と思いきや「ただのラブロマンス」だったことや、木村が〝いつものキムタク〟だったことなどが指摘されている。
一方、おおむね好評価だったのが、謎に包まれた信長の正室・濃姫を演じた綾瀬だ。ネット上には、男勝りで武道や芸事など、すべてにおいて長けている濃姫役を見事に演じ切った綾瀬を絶賛する声も上がっている。
「あの女優」を起用していれば…
ところが、その綾瀬が『レジェバタ』苦戦の〝戦犯〟にされそうだというのだ。
「これまで綾瀬は、『ハッピーフライト』『おっぱいバレー』『はい、泳げません』など数々の映画で主役を演じてきましたが、興行収入が20億円を突破したのは『レジェバタ』が初めて。多くの作品が10億円にも達していないのです」(前出・映画ライター)
だからといって、綾瀬のせいにするのはかわいそうな気もするが…。
「天然のおっとりとしたキャラクターでお茶の間ウケは抜群の綾瀬ですが、女優としての評価は決して高くない。今回の濃姫も、見ようによってはキムタク以上に〝いつもの綾瀬〟でしたからね」(同・ライター)
映画関係者の間では「別の女優」を起用していれば違った結果になったかもしれないとささやかれているようだ。
「もし、長澤まさみが濃姫を演じていたら、まだまだランキング上位をキープしていたかもしれないと残念がられています。長澤は、主演を務めた『コンフィデンスマンJP』など10作品が興収20億円を突破している。比較すれば、綾瀬との差は歴然。『マスカレード・ナイト』でもキムタクと息の合った演技を見せていましたから」(同・ライター)
ただ、長澤は東映のライバル会社「東宝」の所属女優。現実的にはキャスティングは不可能だったわけだが、「言われてみれば」の感もある。
新型コロナに感染し、入院しただけで「上級国民」とバッシングされた綾瀬。母親が巨額の詐欺事件に巻き込まれるなど不幸続きだが、これで『レジェバタ』苦戦の〝戦犯〟にまでされてしまっては立つ瀬がない。
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