映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(以下『エブエブ』)が「第95回アカデミー賞」で最多7部門を受賞したことに、ネット上では〝疑問の声〟が上がっている。
日本時間3月13日に、米ロサンゼルスで授賞式が行われ、同作に主演した中国系マレーシア人のミシェル・ヨーが、アジア人女優として初めて「主演女優賞」に輝いた。
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同賞にアジア人女優がノミネートされたのも初だった。その他、「作品賞」をはじめ7部門受賞の快挙を達成。ゴールデングローブ賞でも主要2部門を制覇するなど、世界中で『エブエブ』旋風が巻き起こっている。
本作は、どこにでもいそうな中国系移民の女性(ミシェル・ヨー)が突然、いくつもの世界が並行して存在する「マルチバース」に飲み込まれ、〝全宇宙を救う存在〟になるという奇想天外なカンフーアクション映画だ。
「マジでつまらねぇ!」
日本でも3月3日から劇場公開されているが、ネットには厳しい評価も目立つ。
《アカデミー賞って聞いたので楽しみに見に行ったけど途中で退出しようと思ったくらいくだらなかった。下ネタギャグのオンパレード》
《アカデミー賞に騙された。胸焼けがおさまらない》
《とにかくハチャメチャ過ぎて理解不能。よくここまでやりたい放題の映画を作ったものだ》
《率直に言ってとんでもないです。未だかつてこれほどイライラして途中席立って帰ろうと思ったこと一度もないです。マジでつまらねぇ!》
『エブエブ』の週末興行収入は3月10日~12日で第5位。アカデミー賞を受賞したことで、今後は爆発的に伸びることも予想されるが、日本では評価が真っ二つに分かれているようだ。
「ストーリーの軸となっているのは家族の話ですが、そこにカンフーアクションやマルチバースを掛け合わせたことでカオス状態に。主人公の家族が〝平行世界〟を何度も行き来するので、観客も理解が追いつかない。期待して観に行くとガッカリするかもしれません」(映画ライター)
想像の10倍はカオスな〝おバカ映画〟。ブルース・リーの名言「考えるな、感じろ」の精神で観に行った方がよさそうだ。
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