フリーアナウンサーで女優の田中みな実の「ドラマ初主演作」が、いよいよ3月13日に放送される。
NHK-BS4Kのドラマ『悪女について』で、男を翻弄しながら実業家として成り上がった悪女・富小路公子の生涯を演じるのだ。
「田中は、女優業に本腰を入れ始めた頃から『目標はNHKの大河ドラマ』だと言っていましたからね。NHKも、俳優の演技力を認め、一度〝この役者を使う〟と決めたら次々と新しい作品への出演オファーを出す傾向にある。田中にとっては、初主演作でいきなり大勝負になりますよ」(放送担当記者)
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出演していた映画『イチケイのカラス』のスペシャルトークショーでは、女優業の難しさも語っていた。
「バラエティーだと『ここ使われるな』って分かるんですけど、(演技だと)『みんなこれで納得してるのかな?』 『これは本当のOKじゃないな』っていうのが積み重なり、どうしても不完全燃焼を感じる」
それでも、ここ1年ほどで変化が生じてきたとも告白。
「だんだんと(制作陣の意図が)くみ取れるようになってきて、そこに応えるだけの引き出しを増やしていかないと」などと意気込んでいた。
カツラも老け役も似合わない
前出の放送担当記者が言う。
「2020年に放送された『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)では鬼気迫る演技を見せたものの、翌年に公開された初主演映画『ずっと独身でいるつもり?』は大コケ。本人も自覚しているように、バラエティー番組では安定感がありますが、女優としてはイマイチ波に乗り切れていない」
しかも、今回の『悪女について』でNHKに認められても大河ドラマは、まだまだハードルが高いという。
「大河ドラマの大半は時代劇ですが、田中は現代的な小顔でカツラも似合いそうにありません。現在放送中の大河『どうする家康』も、主演の嵐・松本潤が時代劇に合わない顔で、視聴率が苦戦している理由の一つに挙げられているほどですからね。しかも、田中は〝美のカリスマ〟と呼ばれているだけに、老けた役にも違和感が出る。『悪女について』でNHKに認められたとしても、大河への道のりは険しいものになるかもしれません」(同・記者)
本気で女優を続けるつもりなら、フルオープンの濡れ場などにも挑戦し、これまでのイメージから脱却するしかなさそうだ。
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