弟・長田稚也の活躍が目覚ましいが、兄の長田恭徳もそれをしのぐほど地力をアップさせている。特に印象的だったのが、2月に浜松で開催された『SG全日本選抜オートレース』。初日から目を見張る試走タイムを連発し、準々決勝では、あの永井大介を道中まくって撃破。最後に先頭を走る木村武之に迫る姿はインパクト絶大であった。「永井さんをまくれたのは、今後の自分の財産になります。嬉しかった」と振り返る。
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そして迎えた準決勝は試走3秒29。「あまり1枠の試走は得意じゃない」と話すが、鈴木圭一郎に次ぐ立派な2番時計。スタートで後手を踏み落車妨害で散ったが、人気は荒尾聡、若井友和らと肩を並べるオッズ。期待の高さがうかがえた。
今後の山陽を引っ張っていく存在に
この成長については「同期の活躍が大きい。ミズキ(小林瑞季)、高宗(良次)がSGで活躍していますから。嬉しい気持ちもあるけど悔しい思いもあって、活力になっています」と言う。
記者の取材で「今後の山陽を長田君が引っ張っていってほしい」と言われる機会が増えたという。
「今まではあまり意識していませんでしたが、今後はそうなれるように一つ一つ課題を乗り越えたい。まずは地元のプレミアムカップで、全日本選抜の悔しさを晴らしたいです」と、地元山陽での大舞台に備えていた。
3月17日より開催される『特別GⅠプレミアムカップ』では、長田恭徳の戦いぶりから目が離せない。
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