昨年、性感染症の一つである梅毒の患者が全国で1万人を突破した。そのうち東京都の感染者数は3677件で、全体の4分の1以上を占めている。
「東京都の感染数は1999年の調査開始以降、過去最多です。しかも、女性感染者はこの10年で40倍に激増。中でも20代の若い女性が7割を占めており、出会い系マッチングアプリやパパ活などによる性事情が影響していますよ」(風俗ライター)
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梅毒は1999年から感染症法の5類感染症に分類され、感染者の報告が義務付けられている。昨年、年間を通じて初めて1万人を超えた感染者数は今年に入っても増え続け、その勢いは収まらない。
「昨年の東京都の感染者数3677件にしても、この数字は診察を受けた感染者数で氷山の一角とみられます。梅毒の知識の無さと恥ずかしくて病院に行けない人を含めると、その数は計り知れません」(同)
本気の婚活も病気発覚で台無しに
都内の出版会社に勤務する独身のA氏(35)は、結婚を意識して婚活アプリで知り合った20代後半の女性と交際。デート3回目で性行為を。その約3週間後、口や陰部に症状が出た。
「コンドームを着用したんですが、患部が赤みを帯び、股にも痛みが出てリンパ節が腫れだしたんです。泌尿器科で診てもらうと、梅毒と診断された。医師からは『ディープキスだけでも感染する』と言われた。相手の女性の素性を調べたら、男関係が派手だったことが分かり即、別れましたよ」
コロナ禍で客足が遠のいた東京・銀座のクラブホステス(23)は、男性3人とパパ活した結果、梅毒に感染したという。
「1人につき、月10万円でパパ活していたんですが、女性器に痛みを覚えるようになった。1人の男性は風俗好き。どうも彼からうつされたようです」
東京都では女性感染者急増を受け、その日に結果が分かる無料検査会場を3月3日から都内4カ所に設置する。
「新宿会場は女性専用ですが、戸籍上の性別にはとらわれない」(都政担当記者)
40倍〝毒〟とは異常だ。
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