ローテーションが多様化している昨今、弥生賞の存在感も薄れつつあるが、それでもGⅠへ向けての出走権獲得、賞金上乗せを目指す馬にとっては重要な一戦。過去10年では、1番人気、2番人気ともに3勝ずつを挙げ複勝率70%と安定しているため低配当になりがちだが、3回あった3連単10万馬券以上のうち2回は渋化馬場(稍重と重)。道悪の際は穴狙いもアリか(以下のデータは、特に断りのない限り過去10年の集計)。
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《前走別》
前走でGⅠを使っていた馬は【2・4・8・5】と7割以上が馬券圏内に好走。さらに、そこで連対していた馬に限れば【1・2・4・0】と4着以下なし。今回の出走予定馬で前走がGⅠなのは、ホープフルS2着トップナイフ、11着グリューネグリーンといったところ。なお、未勝利戦を勝った直後に臨んだ馬は【0・0・0・8】と苦戦傾向。ゴッドファーザー、ヨリマル、レヴォルタードらは、そうしたデータを覆せるか。
《距離実績・持ちタイム》
2000メートルで好走歴がある馬は多いが、OPクラスに限れば、前述したホープフルS2着のトップナイフ、京都2歳S(GⅢ)を勝ったグリューネグリーン、2着のトップナイフ、若駒S2着のワンダイレクト、3着のセッションといった馬たちが実績を残している。持ちタイムトップは1分59秒4のレヴォルタードで、2分を切っているのはこの馬だけ。アームブランシュが2分0秒2、グリューネグリーンとトップナイフが2分0秒5と続く。ちなみに、過去10年のうち、良馬場だった7回の平均勝ちタイムは2分1秒3となっている。
《騎手》
川田将雅騎手(グランヴィノス)【2・0・1・3】、武豊騎手(ゴッドファーザー)【1・1・2・3】、横山典弘騎手(トップナイフ)【0・2・1・4】、Mデムーロ騎手(グリューネグリーン)【0・1・0・3】といった面々が、近年のこのレースで好成績を残している。
《厩舎》
友道康夫厩舎(グランヴィノス)は【1・2・0・1】、堀宣行厩舎(タスティエーラ)は【1・1・0・2】、手塚貴久厩舎(レヴォルタード)は【0・2・0・0】、昆貢厩舎(トップナイフ)は【0・1・0・1】と実績あり。一方で、相沢郁厩舎(グリューネグリーン)は【0・0・0・1】、萩原清厩舎(ゴッドファーザー)は【0・0・0・1】、藤岡健一厩舎(ワンダイレクト)は【0・0・0・4】。
《血統》
3歳春に活躍した母を持つのは3頭。ヨリマルの母テイエムオーシャンはチューリップ賞、桜花賞を勝ち、オークス3着、レヴォルタードの母バウンスシャッセはフラワーCを勝ち、オークス3着、ワンダイレクトの母ワントゥワンは紅梅S2着、エルフィンS3着。また、グランヴィノスの半姉ヴィルシーナはクイーンCを勝ち、桜花賞とオークスで2着。
馬券は◎と○2頭軸の3連単マルチで勝負!
◎はホープフルS2着のトップナイフ。逃げ差し自在の脚質で重賞2戦連続2着と安定感抜群。横山典騎手も手の内に入れており、ここも大崩れは考えにくい。○のグリューネグリーンは、京都2歳Sでトップナイフを撃破している実力馬。ホープフルSは11着に終わったが、本来の先行策を取れれば巻き返しがある。▲のワンダイレクトは、新馬勝ち直後に挑んだ若駒Sが2着。直線での瞬発力は光るものがあった。ここも上手く脚をためられれば。△は、ポテンシャルが高そうなグランヴィノスとタスティエーラをチョイス。馬券は、◎と○を2頭軸とし、印各馬に流す3連単マルチ(18点)で勝負!
《結論》
◎トップナイフ
○グリューネグリーン
▲ワンダイレクト
△グランヴィノス
△タスティエーラ
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