世間を震撼させた広域連続強盗事件で、指示役「ルフィ」とみられる渡邉優樹容疑者（38）との〝接点〟が取り沙汰されたお笑いコンビ・EXITの兼近大樹（31）。一時はテレビから消えるとまで噂されていたが、なんとかピンチを乗り切り、このまま生き残れそうな気配だ。
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それも、所属する吉本興業の全面バックアップがあってのこと。自社の看板タレントであるダウンタウンの松本人志に、わざわざツイッターで「過去に付き合っていた友人のことが問題になっているだけ」とフォローさせるなど、躍起になって火消しに走っていたとされる。
反社との“接点”で引退した大御所も
しかし、「闇営業騒動」では元雨上がり決死隊の宮迫博之を冷酷に切り捨て、過去にさかのぼれば島田紳助さんも反社会的勢力との過去の〝接点〟を暴かれて芸能界引退に追い込まれている。
兼近も反社との過去の〝接点〟が問題視されていたのに、なぜ彼だけは吉本が必死で守るのか。
芸能記者が解説する。
「吉本が兼近をフォローするのは、端的に言えば『会社に従順な金になるタレントだから』でしょう。2019年に兼近の犯歴を『週刊文春』が報じた際には『前科・前歴に係る事実を実名で報道することはプライバシー権・名誉権を著しく侵害する行為』として、日本弁護士連合会に人権救済申し立てを行い、今回も懇意のメディアには一連の騒動を報じないように通達していたそうですから」
この吉本サイドの姿勢に対し、ネット上では過去の発言を蒸し返して疑問視する声も上がっているという。
「兼近が今も民放キー局の番組に出演しまくっている現状に疑問を持つ視聴者からは『さすがは在京5社、在阪5社のテレビ局を株主に持つ吉本！』や『吉本とテレビ局との癒着が怖すぎるわ』といった書き込みも目立ちます」（同・記者）
この〝民放株主発言〟は、闇営業騒動で会見したロンドンブーツ1号2号の田村亮が明かしたものだった。
吉本サイドから「在京5社、在阪5社のテレビ局は吉本の株主やから大丈夫や」と言われた亮は、「もともと好きだった会社がこんな風に変わってしまったんだという思いが募っていった」と涙ながらに訴えたのである。
今回の兼近の〝逃げ切り〟が許されたのも、こうした背景があったからではないかと批判されても仕方がない。そもそも、島田さんや宮迫はアウトで、田村亮や兼近はセーフというダブルスタンダードが平気でまかり通っているのだから、吉本サイドに厳しいコンプライアンスを求めても無駄なのかもしれない。