2月20日、大相撲中継で活躍したNHK札幌放送局のアナウンサー・船岡久嗣容疑者(47)が、知人女性宅に侵入した疑いで警視庁に逮捕された。同17日深夜、船岡容疑者は20代のNHK女子アナが住む東京・中野区のマンションに忍び込んだが、部屋に居合わせた男性ともみ合いになり逃走。船岡容疑者の〝夜這い〟は未遂に終わった。
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船岡容疑者のハレンチ事件は、3月12日から始まる大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)に水を差した格好だが、春場所に焦点を向けると、最大の話題は綱取りに挑む先場所の覇者、貴景勝だ。
「連続優勝なら文句なし。日本出身の横綱誕生となれば、2017年春場所の稀勢の里以来、6年ぶりとなります」(大相撲担当記者)
完全回復は望めないつらさ
その貴景勝の綱取りに連動する形で注目を集めているのが、3場所連続で休場している横綱照ノ富士。好角家は昨年の秋場所9日目を最後に、もう半年も横綱土俵入りのお預けを食ったままだ。
「さすがに休場が半年も続けば、好意的だった空気も微妙に変化してくる。いつまでも300万円近くの月給をただ払いしているわけにもいかない。『そろそろ出場して貴景勝と勝負してくれ』というのが、相撲協会首脳の正直な気持ちでしょう」(大相撲担当記者)
照ノ富士は2月16日に部屋での稽古を公開、同じモンゴル出身の新関脇・霧馬山に胸を出し「めちゃめちゃ重かった。死ぬかと思った」と言わしめている。
「休場の原因となったのは両膝のケガ。快方に向かってはいるが、まだ完治には程遠い。先場所前も稽古を再開したものの、場所直前になって再び悪化させ土俵に戻れなかった」(同)
今回も不安を解消するまでには至らず、照ノ富士自身「(初日までに)どこまで持っていけるか。自分との勝負なので」と語るのみ。
「完全回復は望めないので、どこかで見切りをつけて出場しなければいけない。復活に失敗すれば、一気に引退となる。それを見越した貴景勝が、綱取りにすこぶる意欲的です」(同)
荒れる春場所となるか。
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