エンタメ

JRA重賞『中山記念』(GⅡ)「週刊実話」競馬班 超本気データ攻略

ダノンザキッド
ダノンザキッド

厳寒期の重賞ではあるが、トップクラスの馬たちがサウジアラビアやドバイへの遠征前のステップとして使うケースも増えてきているこのレース。それに加えて、少頭数になることも珍しくないので、3連単配当が5万円を超えたのは過去10年で1回だけ(17年の31万馬券)と、堅めの決着が多い。ただ、1番人気馬は【3・0・0・7】と信頼度は高くない。その分、2〜4番人気が奮闘しているので、軸馬選定は視野を広く持って臨むのがベターだ(以下のデータは、特に断りのない限り過去10年の集計)。

【関連】JRA重賞『フェブラリーステークス』(GⅠ)「週刊実話」競馬班 超本気データ攻略 ほか

《GⅠ実績》
今回の出走想定馬の中で、GⅠ馬は3頭。シュネルマイスターがNHKマイルCを勝ち、安田記念2着など【1・2・1・2】、ダノンザキッドはホープフルS1着、香港C2着など【1・2・1・2】、スタニングローズは秋華賞馬で、オークス2着も含め【1・1・0・1】。実績では3頭が一歩リードか。他では21年の中山記念の勝ち馬ヒシイグアスが宝塚記念と香港Cで2着、近況イマイチではあるが、モズベッロが大阪杯2着、宝塚記念3着とGⅠ好走歴あり。

《臨戦過程》
中2週以内(ショウナンマグマ)では【0・1・0・16】と不振で、中3〜5週(ドーブネ)でも【0・2・1・24】。勝ち馬は中6週以上のローテで、6〜8週(イルーシヴパンサー、ラーグルフ)が【5・2・2・12】で複勝率42.9%と好成績。休み明けでも、好走馬はけっこう出ているので、詰めて使っている馬よりは間隔をしっかり空けている馬を狙いたいところ。年末に香港遠征を行い、ここが年明け初戦という馬は【1・1・1・6】とまずまず。ダノンザキッド、シュネルマイスターも、ローテはさほど気にしなくてもよさそうだ。

《前走別》
前走で重賞を走って連対していた馬は【6・2・3・8】と好走率が高く、GⅠ連対からの臨戦に絞れば【3・0・2・2】で7割以上が馬券圏内と、さらに信頼度アップ。ヒシイグアス(宝塚記念2着)とダノンザキッド(香港C2着)はもちろん、イルーシヴパンサー(京都金杯1着)、ソーヴァリアント(チャレンジC1着)、ラーグルフ(中山金杯1着)あたりも上位争いに加わってきそう。

《年齢・性別》
年齢別に見ると、4歳は【4・3・5・14】で複勝率46.2%、5歳は【5・4・0・22】で29.0%、6歳は【1・3・2・25】で19.4%。連対があるのはここまでで、7歳以上は【0・0・3・32】で8.6%。ベテラン馬にとっては厳しいデータとなっている。なお、馬券圏内30頭のうち牡セン馬が25頭、牝馬が5頭と、牡セン馬が圧倒しているが、複勝率では牡セン馬24.3%、牝馬38.5%と牝馬が優勢で、特に4歳牝馬は【1・2・0・2】。スタニングローズにとっては後押しとなる数字だ。

馬券は◎と○2頭軸の3連単マルチで勝負!

◎はダノンザキッド。ここ2走はGⅠで連続2着と、一時のスランプからは完全に立ち直っている。昨年7着のリベンジを果たしたい。○はスタニングローズ。前走のエリザベス女王杯14着は、重馬場でスタミナを削がれてしまったか。好相性の4歳牝馬でもあり、良馬場なら巻き返し必至。▲はソーヴァリアント。休み明けを叩いた前走はきっちり勝利。初の1800メートルでも、好位からロスなく運べればこなせるはず。△は今年の東西金杯の勝ち馬イルーシヴパンサーとラーグルフ、GⅠでも好走歴のある実力馬ヒシイグアス、シュネルマイスターの4頭をピックアップ。馬券は、◎と○の2頭軸で、印各馬に流す3連単マルチ(30点)で勝負!!

《結論》
◎ダノンザキッド
○スタニングローズ
▲ソーヴァリアント
△イルーシヴパンサー
△ラーグルフ
△ヒシイグアス
△シュネルマイスター

あわせて読みたい