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古いデジカメがZ世代に人気~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

「隙間ビジネス」舞台裏
「隙間ビジネス」舞台裏 (C)週刊実話Web

スマホのカメラ機能の高画質化に伴い、売り上げが衰退していたデジタルカメラが近年、Z世代に大流行。特に2000年代初頭の古いコンパクト・デジタルカメラが、注目を集めているという。

理由は「ややぼやけた露出オーバー気味の写真がなんともクール」らしく、画質の鮮明さや加工処理された画像にはない〝趣き〟が好まれて、TikTokやインスタグラムにアップする者が増えているのだ。


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「中には1億8400万回も閲覧されている動画もある。二つ折り携帯や有線ヘッドホンに続き、若者世代の興味がデジカメへと逆行しているのは自然の流れかもしれません」(トレンド・ライター)

検索数90%増のモデルも

事実、インターネットオークション『eBay』(イーベイ)では、2021年から22年にかけて「デジカメ」の検索率が10%増加したとか。

「同社の広報担当者によれば、特定のモデルの検索数はそれ以上に増えているそう。例えば、売れ筋だったニコンの『COOLPIX』の検索数は、それまでより90%も増加したといいます」(同)

あの頃のデジカメを取っておけば、思いもよらぬ〝宝の山〟だったかも。

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