過去10年を振り返ると、1番人気馬は【1・1・2・6】で、特に単勝オッズが4倍以上だと【0・0・1・3】と危険ゾーンとなる。2番人気馬も【1・0・2・7】で、上位の支持を集める馬の信頼度は決して高くない。一方で、二桁人気の3着以内は2回と多くはないものの、その年の3連単は35万馬券、26万馬券といずれも大波乱となっている(以下のデータは、特に断りのない限り過去10年の集計)。
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《馬齢・性別》
年齢別では4歳が【5・5・3・25】で、連対率26.3%、複勝率34.2%。質・量ともに良好な成績を残している。以降、年が増すごとに概ね低下しており、5歳が複勝率25.6%、6歳が同13.9%、7歳以上は同5.7%。迷ったときは若い馬を優先してピックアップしたいところ。性別で見ると、牡・セン馬が【6・7・9・106】で連対率10.2%、複勝率17.2%なのに対して、牝馬は【4・3・1・12】で連対率35.0%、複勝率40.0%と優秀。特に4歳牝馬は【1・2・0・2】。ナミュール、ピンハイ、プレサージュリフトは有力か。
《マイル重賞実績》
1600メートルの重賞を勝っているのはマテンロウオリオン、タイムトゥヘヴン、ヴァンドギャルド、プレサージュリフト、ファルコニア、ナミュール、ウインカーネリアンといった面々。その中で、東京マイルの重賞勝ちがあるのはヴァンドギャルド(富士S)とプレサージュリフト(クイーンC)の2頭。マテンロウオリオンはNHKマイルC2着、タイムトゥヘヴンは富士S3着がある。
《血統》
非常に優秀なのがハーツクライ産駒で、【2・2・1・2】と7割以上が馬券圏内に好走している。シュリは東京実績こそないものの、血統だけで買う価値はありそう。一方で、出走数の多いディープインパクト産駒は、【3・5・1・25】。3勝2着2回と好走馬は出すも、複勝率では26.5%と、そこまで目立つ数字は残せていない。
《臨戦過程》
前走がOPクラスだった馬の複勝率をグレード別に集計すると、GⅠからは33.3%、GⅡは21.1%、GⅢは18.8%、リステッドは15.4%、それ以外のOP特別が6.7%と、格の高さに複勝率が比例。牝馬の好成績は前述したが、前走が牝馬限定のGⅠだった馬は【3・1・1・1】と、さらに信頼度が高まる。エリザベス女王杯からここに臨むナミュールとピンハイは軽視禁物か。多数出走予定の京都金杯からは、同レースが1~4着だと複勝率45.1%、5着以下だと5.3%。2着エアロロノア、3着プレサージュリフト、4着ピースワンパラディにとっては有利なデータだ。また、前走で1600メートル以上の3勝クラスを勝って臨んだ馬は【4・1・0・5】。これに該当するインダストリアは、形の上では昇級戦だが、ジュニアC(リステッド)を勝った実績もあり要注意。
馬券は6頭の3連複ボックスで勝負!
印上位は好成績の4歳牝馬で、◎はナミュール。オークス3着、秋華賞2着だけでなくエリザベス女王杯でも5着に入っており、東京マイルでも勝ち鞍がある。○はプレサージュリフト。クイーンC勝ちに加えて京都金杯3着と、古馬GⅢで通用する能力は証明済みだ。▲はエリザベス女王杯9着から臨戦のピンハイ。マイルではチューリップ賞2着、桜花賞5着と実績あり。京都金杯2着のエアロロノア、昇級戦でも能力は高いインダストリア、ハーツクライ産駒のシュリを△に。馬券は、上位人気馬の信頼度が高くないレースでもあるので、印を打った6頭の3連複ボックスで勝負!
《結論》
◎ナミュール
○プレサージュリフト
▲ピンハイ
△エアロロノア
△インダストリア
△シュリ
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