月9ドラマ『女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~』の視聴率が右肩下がりで、フジテレビ局内が異常な緊張感に包まれているという。
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北川景子主演の同作は、裁判官や弁護士を目指す落ちこぼれの学生を、北川演じる裁判官の柊木雫が正しい方向に導くという内容。初回視聴率こそ10.5%(ビデオリサーチ調べ/関東地区・以下同)と二桁発進だったが、第2話で7.9%まで急落し、第3話は7%と下がり続けている。
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「ストーリーがとにかく陳腐で、視聴者を飽きさせているんです。落ちこぼれが東大合格を目指す『ドラゴン桜』のように〝試験に受かるコツ〟を教えるのでなく、裁判官の正義を学生に解く説教臭さが痛々しいとSNSなどでも酷評されています」(スポーツ紙記者)
低視聴率のままバトンタッチできない
それでも、テレビ離れが進む中、7%台ならまだ悲観する数字でもないが、フジテレビはなぜかジャニーズ事務所におびえているというのだ。
「この『女神(テミス)の教室』の放送終了後、4月期からの月9枠に、木村拓哉が主演を務める『風間公親-教場0-』が控えているからです。スペシャルドラマとして人気だった『教場』の連ドラ化で、木村にとっても久しぶりの月9主演とあって、失敗は許されない。それだけに、『女神(テミス)の教室』が低視聴率のまま終わり、木村にバトンタッチすることはフジテレビとしては絶対に避けたい。現状、厳しい数字になってきているため、『教場』の撮影現場も、緊迫した雰囲気になっていると言われています」(同・記者)
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もともと木村は、『教場』シリーズの連ドラ化に反対していたという。重厚なストーリーが売りなので、スペシャルドラマとしてじっくりと作品に向き合いたいとの思いが強かったのだ。
「しかし、月9枠の復興が至上命題になっているフジに懇願され、渋々連ドラ化に応じたようです。『教場』は、すでに映画化の話も進んでいるとされ、最低ラインでも全話平均で2桁視聴率を死守しなければならない。フジのドラマ制作スタッフは悲壮な覚悟で臨んでいるのです」(同・記者)
こうした背景があるため、『女神(テミス)の教室』を放送中にもかかわらず、番宣もすでに『教場』にシフトしているという。
「木村さんは、公開中の映画『THE LEGEND & BUTTERFLY(レジェンド&バタフライ)』のPRでテレビに出ずっぱりです。フジさんは、この流れのまま『教場』の番宣につなげたい意向のようですね。ジャニーズ事務所さんからのプレッシャーも半端ないと聞いていますから、フジさんは『女神(テミス)の教室』の視聴率回復は半ばあきらめ、今から木村さんのドラマの番宣に全集中する構えのようです」(他局のスタッフ)
月9の歴史を作り上げてきたと言っても過言ではない木村だが、自身のドラマの勢いを削ぎかねない『女神(テミス)の教室』の視聴率低下に「ちょ、待てよ!」と内心焦っているかもしれない。