エンタメ

東京スポーツ・三嶋まりえ記者の「推し活競馬」JRA重賞『根岸ステークス』(GⅢ)

三嶋まりえ
三嶋まりえ (C)週刊実話Web

先週行われた『AJCC』ノースブリッジの追い切りに騎乗するため、岩田康騎手が2週連続美浦トレセンへ。寒さに凍えたのか鼻水を飛ばしてくるなど相変わらず油断できない人ですが(笑)、馬に対する熱い想いは確か。そんな鞍上から、不意にある厩舎を褒める言葉が飛び出したんです。


【関連】JRA重賞『アメリカJCC』(GⅡ)東京スポーツ・三嶋まりえ記者の「推し活競馬」 ほか

「田中博厩舎の馬は賢い。しつけや馬体も整っている。馬の格好が違う」。開業6年目ながら、昨年は35勝を挙げて関東4位の成績を残しました。岩田康騎手とタッグを組んだ回数は10回に満たないほどで多いわけではありませんが、各馬の雰囲気から厩舎の方針を感じ取ったのでしょう。

実際に岩田康騎手の言葉を田中博師に伝えると、「そんな褒め言葉を頂いてありがたいです。〝しつけができた馬〟というのは、厩舎のやり方のベースになっていて、そういう馬がつくりたくて調教師をやりたいと思ったんです。強い馬を作るのはもちろんですが、ベースがあってこそいいパフォーマンスができると考えています。まだまだですが、意識してやっているところではあるので、そういう風に言ってもらえるとうれしいですね」と笑顔を見せていました。1年半ほどフランスにいた経験から、「いい意味で動物との距離感がとれている」(同師)というフランスに近づきたいと思って取り組んだことが形になっているようです。

得意の1400メートル戦なら勝機は十分!

さて、その田中博厩舎から今週はレモンポップが出走します。前走の武蔵野Sは最後の最後に鼻差差されたものの、重賞初挑戦、それも久しぶりのマイル戦で2着はさすがの一言。師は「前走はメンバーも強くなった中で久々の距離。馬も戸惑いがあったと思う。そんなに悲観していませんよ」と振り返ります。得意の1400メートル戦なら勝機は十分でしょう。「順調に上がってきています」と状態面も申し分ないなら、勝利の可能性はかなり高いはず! 重賞初勝利をきっちり決めてもらいましょう!

単勝と馬連は、相手にオーロラテソーロ、ギルデッドミラー、セキフウ、ケンシンコウ、テイエムサウスダン、バトルクライ、ヘリオスの7頭へ。

三嶋まりえ
東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。22年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。

あわせて読みたい