大阪のリバーサイドに、にわかに注目が集まった。
淀川河口付近で迷い込んだクジラが発見されたのは、1月9日。結局13日に死んでいるのが確認されたが、大阪湾にクジラが入るのは非常に珍しいことだという。
ところが、〝珍事件〟はこれだけではなかった。繁華街・ミナミの道頓堀川で「絶滅危惧種」であるニホンウナギの生息が確認されたのだ。
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「水質調査でニホンウナギのDNAがあったことは確認されていました。でも、大多数の府民は本当にいるとは思っていませんでした」(地元メディア記者)
大阪市は下水道を改善するなどしてきたものの、道頓堀川には「汚い」イメージが定着している。1985年、阪神が優勝した際に興奮したファンがダイブした、あのどんよりとした川だ。同年には悪ノリした虎ファンが某フライドチキン店の人形を投げ込んだが、水が淀んでいたからか、発見までに24年もかかっている。
「以前は、水質調査で潜っても左右を確認できないほど濁っていました」(同)
ミラクル続きで阪神も!?
近年は行政の努力できれいになったが、そんな〝汚水時代〟を覚えている人は多い。そのためニホンウナギが捕獲されたときには、「フェイクニュースでは?」との声も聞かれたが…。
「ローカルテレビ局の企画で捕獲用の罠を仕掛けてみたら、本当に…。しかも11匹も。この番組はドキュメンタリーではなく、お笑いタレントも出演するバラエティー色の強いものですが、見つけたジャニーズタレントが運を持っていたのか、専門家も驚いていました」(社会部記者)
まさに〝汚名返上〟と言える世紀の発見。捕獲されたニホンウナギの個体は研究施設で展示されているが、大阪のリバーサイドでこれだけのミラクルが続くと、次は関西一帯を笑顔にするような珍事も起きるかもしれない。
今後、道頓堀川では生態調査が進められそうだが、大阪府民は商売上手なだけにニホンウナギの関連グッズ販売で人気を博すかも。あるいは奇跡が重なり、岡田阪神がブッチギリの強さで優勝するかも?