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JRA重賞『アメリカJCC』(GⅡ)美人競馬研究家・山崎エリカの「負けない馬券」

山崎エリカ
山崎エリカ (C)週刊実話Web

今週から読者の皆様の馬券的中のお手伝いをしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

《馬場傾向》
中山2連続開催、Cコース8日目で時計は掛かるが、良馬場ならば内からでも十分通用している。しかし、不良馬場になると一転して外からの差し込みが決まっているので要注意。また馬場が悪化するほど、前走で今回距離よりも長い距離を使われている馬が活躍しているのもポイント。不良馬場で行われた2021年の勝ち馬は前走の菊花賞で2着だったアリストテレス。


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《ペース傾向》
過去10年の平均前半5Fは61.46、後半5Fは60.04。基本的にペースが遅くなりやすいが、前半5Fが最も速い年は59秒7だから、展開の振れ幅が大きいと言える。その最も速かった年は13年で、ネコパンチが大逃げを打ったもの。大逃げ馬が出走していない限り、平均よりもペースが遅くなると考えるのがベター。

《脚質傾向》
逃げ〜好位が8勝、追込が1勝。昨年が追込馬のワン、ツー決着だったため、追込馬の好走率がアップしたが、昨年は初芝の地方馬が逃げて向正面で早々と失速し、そこからダンビュライトが先頭に立ち、ラスト5F目から一気にペースが上がる特殊なレース。GⅡでは稀なパターンで度外視していい。過去10年で13頭連対の先行〜好位が有力。

アメリカJCCはこの3頭を推奨

★ノースブリッジ
道悪の昨年のエプソムCで初重賞制覇。同レースでは序盤で前2頭に絡みつつ、最終的には控えて3番手を追走。ラスト2Fで先頭に立つと、そこからしぶとく粘り、ラスト1Fでもうひと踏ん張りして優勝した。本馬は前に行って持久力を活かしてこその馬。超絶高速馬場だとスピード不足で前の位置が取れないが、時計が掛かると楽に好位を取って自分の型に持ち込める。これまでの5勝中、稍重〜重馬場で3勝、3角3番手以内というのがポイント。

★バビット
20年のセントライト記念ではサトノフラッグを撃破して優勝した馬。中山芝2200メートルが得意で、昨秋のオールカマーでも屈腱炎による長期休養明けを克服し、一気にハナを奪って逃げ、4着に粘った。同レースは前日の雨の影響を受け、馬場が内側から乾いて圧倒的に内と前が有利だったが、本馬がベストの走りをするには時計が速かった。セントライト記念時のように、時計の掛かる馬場での逃げならチャンスが広がる。

★エピファニー
成長期の4歳馬。未勝利戦で3着と唯一連対を外しているが、1番枠でイン詰まりになったもの。その後、目下4連勝でオープン入り。本馬は折り合い難で前走時も序盤では手綱を抑えての2番手を追走。ラスト2Fで先頭に並びかけると、2頭の一騎打ちを半馬身差で制した。これまで芝1800メートルを使われており、芝2200メートルは初。時計の掛かる馬場も未経験だが、引っ掛かりながらも勝ってしまうあたりに、それなりに持久力があると推測される。

山崎エリカ
新潟県出身。類いまれな勝負強さで「負けない女」の異名をとる女性競馬研究家。独自に開発した「PP指数」を基にした予想をnetkeiba.comの『ウマい馬券』で掲載。おもな著書に『全106コース対応 山崎エリカの逃げ馬必勝ナビゲーション』(ガイドワークス)。
公式ツイッター=@_yamazaki_erika.

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