社会

2月に記録的大雪の予想!? ラニーニャ現象から命を守るエアコントラブル解決策

(画像)ViDI Studio / shutterstock

昨年末は強烈な寒波で北海道、日本海側、九州北部が連日のように記録的な大雪に見舞われた。年が明けてもラニーニャ現象による大寒波の影響で大雪が予想されており、早急なエアコン対策が求められている。

「気象庁は冬の終わりにラニーニャ現象は終息し平常化するとの見通しを発表したが、厳冬はこれからが本番。1月23日以降、北海道や日本海側などでは、昨年末以上の大雪が予測され、関東でも2月下旬に大雪が警戒されている。大雪によるエアコン・トラブルで寒さに凍えないよう対策を講じる必要がありますよ」(気象予報士)


【関連】冬の電力需要“綱渡り状態”危惧…迫り来るブラックアウトの恐怖 ほか

ラニーニャ現象とは、太平洋赤道付近の海面水温が平年より低い状態が長く続くこと。この現象が起こると日本では冬型の気圧配置が強まり、低温傾向に。その結果、大雪被害をもたらす可能性が高くなるのだ。

運転前の確認で故障を防ぐ

エアコン販売最大手の『ダイキン工業』によると、降雪時に寄せられたトラブルは「暖房運転中なのにエアコンから暖かい風が出てこない」、「運転開始から5分くらいで止まってしまい、しばらくすると運転を再開する」、「室外機から湯気が出ている」、「室外機から異音がする」などといったものが多いという。

「エアコン・トラブルの原因の1つは室外機の周りに雪が積もり、空気の吸い込み口や吹き出し口を塞いでしまうこと。もう1つは霜取り運転によるケース。室外機の周りをきれいにすることがトラブル防止につながります」(防災ライター)

室外機の除雪ポイントは

○除雪の目安は室外機の周り30〜40センチ程度
○室外機の雪かきを行う前にエアコンの電源をオフにする
○室外機の上に積もった雪も取り除く

などだ。

「霜取り運転中は室内に暖かい風が出てこなくなるため、暖房が壊れたと勘違いすることが多い。暖かい風が一時的に出なくなっても、しばらくすると霜が溶けて通常運転が再開します。室内のエアコンも暖かい空気は部屋の上にたまるので、サーキュレーターを併用して空気を循環させるのが効果的です」(同)

エアコンは命を守る。

あわせて読みたい