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「大阪のクジラ」「東京のオットセイ」は大地震の前兆?東日本大震災でも同様の報告

Master1305
(画像)Master1305/Shutterstock

東京湾の羽田空港沖にオットセイが出現。「大地震の予兆ではないか」とネット上で話題になっている。

オットセイは太平洋北部やベーリング海、オホーツク海に生息し、日本近海では冬になると銚子付近まで南下して越冬。4~5月になると北上するが、東京湾にまでやってくるのはかなり珍しいという。


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「1月9日には大阪湾の淀川河口付近でマッコウクジラが発見され、『淀ちゃん』の愛称がつけられるなど大きな話題になりましたが、13日に死んでいることが確認され、死骸が腐敗して爆発するのではないかといった不安をあおりました」(ネットライター)

他にも、ダイオウイカやリュウグウノツカイが相次いで漂着し、ホホジロザメの大量発生、ボラの大量死なども連日報じられている。

いずれも大地震の1週間前に異変

このため、オカルト愛好家からは「大地震の前兆」を心配する声が上がっており、ネットをザワつかせているのだ。

《クジラ、イワシ、ダイオウイカ、オットセイ…。欧米やシベリア一帯の異常な寒気と南半球の熱気や噴火が原因なのかな。大きな地殻変動が起きなければいいが…》

《日本各地の海で異変が起きている。動物の本能は敏感だから、なんらかの回避行動かもしれん》

《15日には鳥取県・岩美町の海岸にダイオウイカが漂着してる。マジで悪い予感しかない》

こうした動物たちの奇行の原因は、急激な温暖化で生態系が変化しているとの指摘もあるが…。

「なんでもかんでも気候の変動のせいにするのは早計です。2016年に発生した熊本地震の8日前には、長崎市大籠町の砂浜にザトウクジラが座礁。また、11年の東日本大震災の1週間前には、茨城県鹿嶋市の海岸にイルカの一種のカズハゴンドウ約50頭が打ち上げられたこともあり、地震との関連性に注目が集まりました。海中に住む生物は〝センサー〟のようなもので海底などの変化を敏感に感じとることができるとされていますから、オカルト扱いすることも危険ですよ」(前出・ライター)

ネット上には「南海トラフ巨大地震」との関連性を指摘する声も相次いでいる。地震に備えて、改めて備蓄品や避難経路の確認だけでもしておいた方がよさそうだ。

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