黄金の80年代だけでなく、90年代でも気合いの入ったハードな濡れ場をフルオープンで魅せてくれたのは、かたせ梨乃。多くの女優との艶競演で日本映画史にインパクトを残してくれている。
1994年の『東雲楼・女の乱』は、『極道の妻たち』などですっかりおなじみになっていたかたせの爆豊満とともに、斉藤慶子、鳥越マリらも拝める良作だ。
「斉藤は82年にJALの沖縄キャンペーンガールとして人気者となり、その美ボディーが注目されるようになりました。本作では、貨車の中で風間トオルに着物の上半身を開けられて美豊満があらわに。風間に揉み立てられると、一気に〝ピン!〟と硬くなっていく姿がバッチリと確認できます。鳥越は、客に無理心中を強いられて遊郭内をすっぽんぽんで逃げ回るシーンで、ナイス豊満を揺らしまくり。先端がツンと上を向いた形のいい推定〝D級〟のソレがブルンブルン。ピーチの肉感、ウエストのクビレも美しく、スタイルの良さでは日本映画史上屈指なのでは」(映画ライター)
本気でコーフンしているように見える…
だが、やはり貫禄とド迫力では、かたせである。津川雅彦とのカラミシーンがすごかった。
「お互いに向き合う体勢から脚を肩に担がれ、奥深くにまで侵入を許すと、思わずあごを上げて感じてしまう。これは本気印のエロティック演技。爆豊満は裾野が大きく柔らかそうで、仰向けになると横に上にと流れるも、終始揺れっぱなし。喘ぎ声も艶めかしく、数々の美女優と絡んできた津川も本気でコーフンしているように見えるほどでした」(同・ライター)
かたせが、97年に『身も心も』で見せた柄本明との濡れ場は、その激しさから物議を醸した。
「共演が、日活ロマンポルノでも人気を博し、83年の『竜二』では激しいラブシーンで映画賞を総なめにした永島暎子であったことで、かたせも気合いが入ったのかもしれません。柄本演じる主人公の愛人役で、かたせの爆豊満フル露出が何度も登場します。目まぐるしく体勢を変えながらたっぷんたっぷん揺らしまくるあまりの激しさに、成人指定となりました」(同)
こうした作品に、最近はなかなかお目にかかれなくなっているのは寂しい限りだ。
―Part①を読む―
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