昨年、平均世帯視聴率で史上最低となる34.3%(第2部)を記録。今年こそ巻き返しを図るべく出場歌手の発表を行ったところ、ネット上では《最低視聴率の更新決定》など辛らつな声が飛んでいるNHK紅白歌合戦に意外な現象が起きている。
「受信料を支払っている人を対象に募集した観覧申し込みが10月20日をもって締め切られ、12月12日に当選結果が発表されました。NHKの公式サイトによると、応募総数は17万8989件、当選者数は1275件だったんですが、早くも転売価格が高騰するとの見方が浮上しているんです」(スポーツ紙記者)
視聴率不振にあえぐ紅白の観覧希望が18万件近いことも驚きだが、なぜ転売価格高騰が見込まれているのか。
「今年はジャニーズ事務所のKing & Princeが5人そろってのラスト紅白ですからね。ティアラ(キンプリファンの通称)からしたら、いくら払っても5人の雄姿を見たいはず。一説には100万円オーバーの値がつくとの観測もあるんです」(同・記者)
若手アーティストに媚びまくる
当然、NHKの公式サイトでは転売禁止や本人確認があることを告知しているが、〝抜け穴〟はあるという。
「ジャニーズも転売対策を厳しく行っていますが、ジャニオタ連中の情熱は半端じゃないですからね。どんな手を使っても、どれだけ法外な値をふっかけられても買う子たちはいるはずです」(同・記者)
ティアラたちにとってはプラチナチケットでも、当の番組自体はアーティストからも舐められている。
「シンガー・ソングライターのmilet(ミレイ)とAimer(エメ)、YOASOBIのボーカルとして活動する幾田りらが、コラボレーションすることが発表されていますが、幾田はYOASOBIとしての出場は断っているんです。一昔前なら考えられない現象で、紅白の存在意義すら危ぶまれていますよ」(音楽業界関係者)
追加の出場者として、ユーミンこと松任谷由実らも選出されているが、若い視聴者狙いでオファーした幾田に子バカにされるほどの扱いなのが、紅白の現状。それでも若い視聴者は呼び込めず、高齢者も逃しているNHKは、やはり紅白に見切りをつける時期なのではないか。
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