滝沢秀明元副社長の後釜として関連会社の社長に収まったのは元V6の井ノ原快彦だったが、ジャニーズグループを統括する藤島ジュリー景子社長は、全く違うタレントに〝帝王学〟を学ばせているという。
「嵐の松本潤です。ジュリー社長が最もかわいがっているのが松潤で、経営者との会合などにも参加させるなど、特別扱い。将来的には、事務所の運営にも関わってほしいと考えているようですね」(芸能プロ関係者)
来年1月から放送されるNHK大河ドラマ『どうする家康』の主演も、こうした〝無言の松潤推し〟が無関係ではなさそうだ。
「過去に、松潤がセクシー女優との関係をスクープされた際にも、ジュリー社長が必死で火消しに走ったと言われているほどで、大河主演俳優の肩書でハクをつけて〝入閣〟させる腹づもりなのでしょう」(同・関係者)
ジュニアからの信望も厚い松潤
もう一人、ジュリー社長が〝入閣〟させようと画策しているタレントがいるという。
「近藤真彦が不倫で追い出された後にジャニーズの〝長男〟になった東山紀之も経営陣に入れたいと話しているようです。もともと東山はジュリー社長と結婚してジャニーズの正式な後継者になるはずでした。それを東山が拒否し、木村佳乃と結婚してしまったため〝入閣〟は絶望視されていましたが、滝沢元副社長の退社などでジュリー社長の気が変わったのかもしれませんね」(同・関係者)
こうなると、井ノ原の立場がないように思えるが、年末に東京ドームで開催される『ジャニーズカウントダウン2022→2023』では、井ノ原が「社長」としてファンにお披露目され、国分太一とともにMCを担当する。
「今回はジュニアメインの企画があると聞いています。来年デビューさせるグループがあるのかもしれません。ただ、井ノ原さんは、ジュニアとはほとんど接点もなく、正直ジュニアをまとめられるとは思えない。一方の松本さんは、昨年末のカウントダウンライブでも演出を担当するなどジュニアからの信望も厚い。滝沢さんの代わりは松本さんの方が適任のようにも思えます。ひょっとすると、井ノ原さんは松本さんが大河を終えるまでのワンポイントリリーフなのかもしれませんよ」(民放スタッフ)
とはいえ、東山と松本の〝入閣〟が現実のものとなれば、帝国崩壊がさらに進むとの見方もある。
「2人ともジュリー社長のイエスマンになるのは間違いない。これまで以上の〝恐怖政治〟になる恐れもあり、所属タレントにとっては居心地が悪くなるかもしれません。そうなれば、タッキーやキンプリのように反旗を翻して退所するタレントが続出する恐れもある。このまま温和な井ノ原にやらせたほうが事務所はうまくいくと考えはじめた関係者もいるそうですよ」(スポーツ紙記者)
松本は、来年8月で40歳の節目を迎える。大河の主役という重責を果たし、〝入閣〟する可能性が高まっているが、事務所内のパワーバランスが崩れる恐れも高い。
どうするジャニーズ。
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