エンタメ

灼熱の火花散る!『オートレース』情報~山陽「第57回GⅠスピード王決定戦」展望

『オートレース』情報
『オートレース』情報 (C)週刊実話Web

今年も残すところわずか。年末のSS(スーパースター)フェスタに向けて、最後のグレードレースとなる山陽の『第57回GⅠスピード王決定戦』(12月14日〜)は、SS王座組が整備に最後の追い込みをかける開催でもある。タイトル通り「スピード王」を争う5日間について、展望していきたい。

何といっても青山周平、鈴木圭一郎がそろってあっせんされているのが興味深い。青山は11月の飯塚GⅠで、優勝戦こそ雨で敗れたが、良走路の動きは申し分なかった。対して、鈴木は準決勝敗退。ただ、その後はピンを並べ地元浜松で行われた新設のGⅡでも活躍。両者、かなり整備も煮詰まった状態で迎えるGⅠとなりそうだ。

佐藤貴也のスピードは秀逸!

この両者に力で対抗したいのは、前記2者とSSトライアルで戦う中村雅人、小林瑞季、丹村飛竜、松尾啓史、三浦康平だろう。ただ、いずれも近況はやや調子に波がある印象。特に中村の地力は青山、鈴木をまとめて負かすポテンシャルがあるが、近年はエンジン負けするケースがほとんどで、機の仕上がり度合いをしっかりチェックしたい。

また、佐藤貴也の動向も見逃せない。SSトライアルには届かなかったが、速攻の破壊力、そしてスピードは秀逸だ。特にGⅠレベルであると、S一気に先制して押し切るシーンは十分にありそうだ。

大一番に向けて「走る側」も「見る側」も、心して臨みたいGⅠ戦である。

あわせて読みたい