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ヤクルトが巨人の“元守護神”強奪でやり返す!? エースと4番奪われた「黒歴史」

明治神宮野球場
明治神宮野球場(C)週刊実話Web

リーグ3連覇、日本一奪回を目指すヤクルトが「奇策」に出る。不在となったクローザーを〝ライバル球団の元助っ人〟で埋める!?

「ヤクルトには4番(A・ラミレス)とエース(S・グライシンガー)を引き抜かれた黒歴史があります。反撃に出たとしても、おかしくはありません」(ベテラン記者)

今季、38セーブを挙げたスコット・マクガフの退団が明らかになったのは11月30日。来季の契約選手を意味する保留者名簿にその名前がなかったのだ。

ヤクルト側はマクガフのメジャーリーグ再挑戦を応援するとしているが、問題は「4年間で通算236試合に登板してくれた守護神の抜けた穴」をどう埋めるのか。「新しい外国人投手を」との意向も伝わるが、こんなデータもある。

「来日1年目で結果を出してくれた外国人投手って、少ないんです。1年で退団となった外国人投手は、直近の5年間で7人もいます」(スポーツライター・飯山満氏)

マクガフ退団を知っていたのだろう。2020年のクローザーだった石山泰稚が11月下旬に契約更改後、守護神奪回の意気込みも語っていた。昨季までの2年間、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲った清水昇もいる。

育成に専念するか

しかし、石山か清水をクローザーで使うならば、別の中継ぎ投手を補充しなければならない。3連覇を果たすには、リリーバーの補強は不可欠なのだ。

「同じく保留者名簿の提出で分かったことなんですが、巨人もT・ビエイラ、R・デラロサ、I・クロールの3人のリリーバーと契約しません。デラロサは4年間で負けナシ。故障でパッとしませんでしたが、大崩れしない好投手です。ビエイラの160キロ超の剛速球は魅力」(前出・ベテラン記者)

名簿漏れした選手とは、〝自由交渉〟となる。

ビエイラ、デラロサは巨人で素質を開花させた投手でもある。来日1年目の外国人投手が苦しむクイックモーションもでき、際どいコースには手を出さない対戦バッターの「待機作戦」にも免疫がある。

「ヤクルトは巨人から田口麗斗を獲って蘇らせたように、育成にも長けたチームです。海外でデラロサらの代理人にアポを入れたとも」(球界関係者)

ビエイラ、デラロサが日本球界優先で移籍先を探しているとの情報もある。ヤクルトが黒歴史のリベンジを果たすのか!?

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