芸能界きっての〝あまのじゃく〟と評判なのが脚本家で演出家の三谷幸喜氏。連日、三谷氏の元には多くの芸能プロ関係者が所属タレントの売り込みのため行列をなしている。笑顔でマネジャーの売り込みトークに耳を傾ける三谷氏だが、ここに意外なカラクリが隠されているという。
「売り込みを掛けてきた俳優は、どんなに人気があろうが大物であろうが絶対に自分の作品には出演させないというんです。なんか冷めてしまうというか…ラブコールを送られれば送られるほど、その人と仕事をしたくなくなるらしい。基本、ミーハーな三谷氏は売り込みに喜んで応じるんですが、一度でもPRしたらダメなんです」(事情通)
事実、三谷氏のこの偏屈ぶりについては、元SMAPの草彅剛も暴露している。
「フジテレビ系のドラマ『古畑任三郎』の大ファンだった草彅は、三谷作品の常連である香取慎吾を通じて売り込んだそうです。しかし、それ以来、まったくお声が掛からなかったそうです。2015年、ようやく舞台『burst!〜危険なふたり〜』のオファーが来たというんです」(放送作家)
“お墨付き”で収入アップ
いまや芸能プロダクションの敏腕マネジャーらが必ず口にするのが「売れたければ三谷作品に売り込め」。実際に大泉洋、阿部寛、遠藤憲一、飯尾和樹(ずん)、小栗旬、香川照之、長澤まさみ、綾瀬はるか、深田恭子、天海祐希、戸田恵梨香、石田ゆり子、小池栄子、木村佳乃らなど、常連組は押しも押されもせぬ売れっ子に上り詰めている。
「三谷氏のお墨付きを得たということは、今後も三谷作品に起用されることを意味します。三谷作品は高視聴率を取ることが約束されている稀有なコンテンツ。結果、人気が担保され好感度が上がる。その相乗効果で他のドラマからも声が掛かり、CMからもオファーが次々と舞い込むようになるわけです。年収ベースで1億円以上は違ってきますね」(芸能プロ関係者)
三谷殿、まさに敵なし。
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