全速ターン！『ボートレース』情報～大村「SGグランプリ」で注目の3人

この号が発売される12月1日には、『SGグランプリ』に出場する18人が決まっている。

11月20日時点では1位が馬場貴也、2位が山口剛、3位が原田幸哉、4位が菊地孝平、5位が白井英治で、6位が片岡雅裕。この6人の中で、今年SGを勝っているのは馬場、原田、片岡の3人。山口、菊地、白井はSGVこそなかったが、コンスタントに稼いでこの位置につけている。

山口は、SG優出が3回でGⅠ優勝が1回。以前は勝気な性格が時に仇となり、F（フライング）や転覆など、事故レースで脱落することが結構あったが、今年は冷静沈着。状況に応じて、しっかり着を拾えるようになった。

白井が頂点を目指し気迫の走り

菊地は、SG優出が2回でGⅠ優勝が1回。SG優出は2回とも1枠で3着と、ある意味で一番悔しい思いをした選手と言えるかもしれない。グランプリに、その悔しさをぶつけてくるはずだ。

白井は、SG優出が2回でGⅠ優勝が1回だが、SGメモリアルの優勝戦で痛恨のF。ダービーとチャレンジカップは除外になって、走れなくなった。それでも、地元徳山のGⅠを執念で制覇して、グランプリ出場を決定づけた。グランプリでは頂点を目指して、気迫の走りを披露する。

グランプリの優勝戦は12月18日。舞台は長崎県の大村。今年のグランプリ覇者が決まる日が、すぐそこまで迫ってきた。