大人気アイドルだった菊池桃子(54)が、1988年に突然ロックバンド「ラ・ムー」を結成。ガンダムのような肩パッド入りの衣装に身を包み、外国人女性のコーラスを2人も従え、ボーカルとして再出発した際、アイドルとしての桃子ファンだった少年たちは愕然としたものだ。
50代の芸能記者が言う。
「清純派で売ってきた菊池が、テッカテカのソバージュヘアで現れたときは言葉を失いましたよ。ロックバンドと言われても、曲調は単なるポップス。菊池の声もまったく出ていないし、ダンスもロボットのようにぎこちない。まるで、両親の借金返済のために田舎から都会のストリップ小屋に売られてきて無理やり踊らされている少女のようでしたからね」
現在は内閣審議官の夫と再婚し、自身も戸板女子短大の客員教授を務めるなど、輝かしい経歴を誇る菊池の〝黒歴史〟であることは間違いないだろう。
そんな「ラ・ムー」の楽曲が、海外で再評価されているというから驚きだ。
「声がコンプレックスだった」
音楽関係者が苦笑する。
「70年代から80年代にかけて山下達郎さんや竹内まりやさん、大瀧詠一さんらが発表した楽曲、いわゆるシティ・ポップと呼ばれるジャンルがYouTubeなどで人気となり、世界的なブームになっているんです。その流れで『ラ・ムー』も再評価されているというわけです」
そのブームを特集した『マツコの知らない世界』(TBS系)では、菊池本人が出演。もともと「自分の声にコンプレックスを持っていた」と明かし、「ものまねもよくされたし、どこか自分の声を笑われてるんじゃないかって思っていて。自分の歌唱力も、小さい頃からあまり声量がなくて」と当時を振り返っていた。
前出の芸能記者が続ける
「それが、今では世界中の幅広い年代のファンからSNSなどにメッセージが届き、『あなたの歌声が大好きです』などと言われて嬉しいと語っていましたからね。かつての〝黒歴史〟が発掘されると、普通の芸能人は嫌がるものですが、こんなケースもあるのかと驚かされました」
当時の映像をYouTubeで確認すると、ものすごいインパクトだが、やっぱり菊池の声はほとんど聞こえなかった…。
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