まさかのドイツ撃破で大盛り上がりのサッカーW杯で、日本代表サポーターの「ゴミ拾い」が、またもや論争を引き起こしている。
世界中のメディアやサッカーファン、FIFAからも賞賛される行為に、異論を唱える〝文化人〟が複数現れたのだ。
まず、元東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(73)がツイッターで持論を展開。
「日本のサポーターがスタジアムの清掃をして帰るのを世界が評価しているという報道もあるが、一面的だ。身分制社会などでは、分業が徹底しており、観客が掃除まですると、清掃を業にしている人が失業してしまう。文化や社会構成の違いから来る価値観の相違にも注意したい。日本文明だけが世界ではない」
日本のサポーターがスタジアムの清掃をして帰るのを世界が評価しているという報道もあるが、一面的だ。身分制社会などでは、分業が徹底しており、観客が掃除まですると、清掃を業にしている人が失業してしまう。文化や社会構成の違いから来る価値観の相違にも注意したい。日本文明だけが世界ではない。
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) November 24, 2022
また、大王製紙の元会長・井川意高氏(58)も、「こういうの 気持ち悪いから やめて欲しい」「ゴミ拾い 褒められて 喜ぶ 奴隷根性」「ただの自己満足 掃除人の仕事を 奪ってる」などとツイート。その後、スタジアムでゴミを片付ける日本サポーターの動画を引用して「これもな 他人の 職を奪うな」とつづっていた。
わかってくださって
うれしいです日本人の
劣化が
口惜しいんですゴミ拾い
褒められて
喜ぶ
奴隷根性に大和民族が
成り果てた
ことに
憤ってるのです https://t.co/AqW9VYJB0w— 井川 意高 本アカ (@mototaka728) November 24, 2022
舛添氏は著書の宣伝が目的?
スポーツ紙の記者が言う。
「清掃問題は過去にも散々議論されていますが、日本のサポーターがスタジアム全ての清掃をするわけではなく、ひとつの善行のお手本として語られているだけです。海外渡航経験が豊富な舛添氏や井川氏にとってみれば違和感が否めないのかもしれませんが、スタジアムの担当者が『ありがとう』とお礼を言っているのですから、わざわざ否定するのはヤボというものでしょう。正直、ただの逆張り、かまってちゃんとしか思えませんね」
大会の清掃は、一部業者に委ねてはいるものの、ほぼボランティアでまかなわれているという。
「日本人サポーターの清掃については、スタジアムのボランティアスタッフたちからも、直接『最高のコラボレーション』と最大限の感謝を示されている。知識豊富な〝清掃不用派〟の方々が、このことを知らないはずがない。ちなみに舛添氏は、このツイートの前後に最新著書の宣伝をしています。井川氏も、カジノにハマって会社に損害を与えて服役した半生を著書にしていますから、もしかしたら新刊が出るタイミングなのかもしれませんね」(同・記者)
これらのツイートが「宣伝」を狙ったものだとすれば、一般庶民とのレベルの違いを思い知らされる。
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