11月23日に公開された戸田恵梨香と永野芽郁のW主演映画『母性』(廣木隆一監督)で、戸田が見せた鬼気迫る演技が話題になっている。
女子高生(永野)が自宅の庭で死亡する事件が発生。発見したのは少女の母(戸田)で、事故なのか自殺なのか真相は不明なまま。物語は、悲劇に至るまでの過去を母と娘のそれぞれの視点から振り返っていくが、同じ時間・同じ出来事を回想しているはずなのに、その内容は次第に食い違っていく。
ベストセラー作家・湊かなえさんの同名ミステリー小説が原作。事件の顛末を、「娘を愛せない母」と「母に愛されたい娘」それぞれの視点から振り返り、やがて真実にたどり着くまでを描き出す。
「30過ぎても実家の門限は6時半」
15日に都内の高校で行われた公開直前イベントでは、女子高生から「両親が過保護で困っています。自立したいとき、どう対応すればいいですか?」と聞かれた戸田が驚きの回答をしたことでも話題になった。
「うちも過保護でした。30過ぎて実家に帰っても、いまだに門限は(午後)6時半。夜、1人で歩くのが怖いのも、守られてきた証拠」
さらに、自身の境遇と役柄を重ね合わせ、こう続けたのだ。
「過保護だったからこそ、今(親を)理解できることがある。きっと自分に子供ができても、親の過保護を受け取った状態で、過保護になってしまう部分が十分ある。親の影響を受けるかなって想像してる」
戸田の実家を取材したことがある芸能記者が言う。
「戸田の父親は、記者が直撃取材に行くと丁寧に質問に答えてくれるばかりか、こちらが聞いてもいないネタまで提供してくれることで有名なんです(笑)。気さくなイメージで知られているんですが、まさか、そこまで過保護だったとは驚きました」
しかし、その〝反動〟が男関係に出ていた可能性もあると続ける。
「東京に出て来て1人暮らしを始めた途端に羽根を伸ばし過ぎたのでしょう。俳優の松坂桃李と結婚するまでの戸田は、松山ケンイチ、綾野剛、勝地涼、加瀬亮、関ジャニ∞・村上信五、成田凌といったイケメンたちと、次々と噂になってましたから。こうした男性芸能人たちは、いずれも交際後に人気が出ていて、戸田の〝アゲマン〟ぶりも知られていました」(同・記者)
13日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)では、「夜になって、ベッドに入るといろいろなことを考えちゃうってところから、恐怖心が芽生えたりする」と告白。それが結婚後には、「この人がいるっていう安心感が芽生えて、ようやく『あ、一人で死なずに済む』っていう、少し楽になった部分がありました」と明かしていた。
前出の芸能記者が苦笑する。
「これを聞いて納得しましたよ。常に誰かと寝ていないと不安になる性格と、実家で過保護に育てられた反動で、恋多き女だったんだなって」
戸田の父親も、娘が松坂という伴侶を得て安堵しているはずだ。
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