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JRA重賞『アルゼンチン共和国杯』(GⅡ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

(C)JRA
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ここからジャパンC、有馬記念を目指す馬もいて、見逃し厳禁の重要なレース。ハンデ戦ではあるが、近年は波乱が少なく、過去10年で3連単の配当が10万円を超えたのは一昨年の20万馬券が1回あるだけ。10番人気以下の大穴が馬券に絡んだのも1回しかない。

ただ、今年はかなりの混戦模様。軽ハンデ馬の突っ込みは警戒しておきたい。

★軸馬=キラーアビリティ
2歳時は、小倉2000メートルの未勝利戦でレコード勝ちを決め、萩S2着後にはGⅠのホープフルSを制しているキラーアビリティ。そこからぶっつけで臨んだ皐月賞は、出遅れが響いたこともあって13着と大敗してしまったが、ダービーでは6着と巻き返している。過去10年、3歳馬の出走は4頭しかいないものの、【2・0・2・0】と好成績。この中にはダービーから直行した2頭も含まれていて、それらと比較しても、本馬の戦歴は見劣りしない。早めにC・デムーロ騎手を確保するなど、陣営のこのレースに対するモチベーションも高い。

★相手=テーオーロイヤル
昨秋~今春にかけて1勝クラスから4連勝でダイヤモンドSまで制したテーオーロイヤル。天皇賞・春でも3着に食い込むなど、一線級相手でも好勝負を演じており、ここでも地力は上位。前走のオールカマーは5着だったが、5カ月ぶりの実戦で、なおかつ久々の中距離だったことで、対応しきれなかったのだろう。距離延長時は4戦3勝。ひと叩きして調子を上げてくれば、上位争い必至。

穴なら復調したラストドラフト

★相手=ヒートオンビート
勝ち星からは2年近く遠ざかっているヒートオンビートだが、GⅡとGⅢでは【0・3・2・2】。安定勢力となっている。1番人気に推された前走の新潟記念は、先行して伸びを欠く物足りないレースで5着だったものの、勝ち馬からは0秒6差と大きく離されてはいない。同舞台の目黒記念2着の実績もあり、今回のメンバーなら軽視できない存在だ。

★相手=ラストドラフト
2走前の目黒記念5着、前走のオクトーバーS2着で、どちらも勝ち馬から0秒2差の接戦を演じたラストドラフト。21年1月のアメリカJCC3着のあと、8戦連続で掲示板外が続いていたが、ようやくトンネル脱出の兆しが見えた。このレースは20年に2着に入っており、復調した今なら買い目に加えておいて損はなさそう。

★相手=ブレークアップ
東京芝2400メートルで行われる六社S(3勝クラス)から臨んだ馬が、過去10年で【0・2・2・3】と好成績。今年はブレークアップが該当する。芝2200~2500メートルでは【4・2・3・4】とこれぐらいの距離は得意。相手は強くなるが、昇級初戦でハンデは軽いはずで、上位食い込みに期待。

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