NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』ヒロインの福原遥が子役時代に出演していた『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』が、10月22日にアンコール放送された。
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2009年から13年にかけてNHK教育テレビ(現Eテレ)で放送されていた子ども向け料理番組で、福原の子役時代の代表作。
「〝まいんちゃん〟として、子どもだけでなく大人のアイドルファンにも大人気でした。NHKは、この番組を『舞いあがれ!』の番宣のためだけに再放送したのです。福原サイドとしては、あまり乗り気ではなかったようですが、少しでも視聴率を上げるためにと了承したようです」(芸能関係者)
こうした背景には、「朝ドラ史上最悪の作品」「NHKの黒歴史」とまで酷評された前作『ちむどんどん』の影響があるという。
「2作連続でコケるわけにはいきませんからね。NHKの必死さが伝わってきます。再放送をしぶしぶ了承した福原さんサイドにも、せっかく朝ドラヒロインの座を射止めながら自身の評判も落とした黒島結菜さんの二の舞は避けたいという思惑があるはずです」(民放スタッフ)
〝ちむどん後遺症〟は思った以上に深刻で、黒島は現在出演中のドラマ『クロサギ』(TBS系)も評判はイマイチ。逆に福原は、『舞いあがれ!』を軌道に乗せることができれば、NHKへの貢献度が爆上がりして大河などへの道も開ける。大人の女優になってからは代表作がない福原にとって正念場というわけだ。
天才子役が作った「いい流れ」
NHKが「まいんちゃん」を再放送した理由は、もう一つあるとされる。
「福原さんの幼少期を演じた浅田芭路(はろ)ちゃんの演技が神がかっていて、業界でも『天才子役』と呼ばれているんです。すでに芭路ちゃんの出演する時代は終了していますが、早くもネット上では〝芭路ちゃんロス〟の声も上がっています。ただ、芭路ちゃんの評価があまりに高すぎるため、逆に福原さんの登場で視聴者離れが起きるんじゃないかと心配する声もあったほど。そこで、この芭路ちゃんが作ったいい流れを、福原さんにうまくバトンタッチさせるためにも〝まいんちゃん再登板〟が必要だと判断したんでしょう」(同・スタッフ)
『ちむどん』は、ヒロインのうざいキャラ設定が視聴者から反感を買い、結果としてドラマの評判も落とした。一方、今回の主人公・岩倉舞は、大学生になっても控えめで不器用、一生懸命というキャラ。福原も、芭路ちゃんが視聴者に愛された路線を見事に引き継ぎ、SNSなどでも「こんな朝ドラを待っていた」という声が相次いでいる。
「福原さんは、五島列島で撮影していた芭路ちゃんを、わざわざ現地に足を運んで激励するなど、今回の役にかける思いが強い。大人しいイメージの福原さんですが、役作りにかける情熱は人一倍強く、NHKのスタッフからも愛され、高く評価されています」(同・スタッフ)
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NHKの期待を一身に背負うことになった福原。黒島とは対照的に、〝舞んちゃん〟として、これからさらに舞いあがれそうだ。
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