女優・三田佳子の次男で元俳優の高橋祐也容疑者が、覚醒剤を所持した疑いで警視庁に逮捕され、薬物関連で5度目の逮捕であることが話題になった。
「祐也が最初に逮捕されたとき(1998年)は、まだ高校3年生だった。2000年10月にも自宅の地下室で覚醒剤パーティーを開いたとして逮捕されている。このときは、当時グラビアアイドルだったKやYらの名前も浮上し、大騒ぎになった。学生時代から親に毎月数十万円の小遣いをもらい、薬物や女に溺れていたわけで、三田も『甘やかしすぎだ』と世間から猛批判を浴びた。不起訴処分にはなったが、祐也は19年にも内縁関係の妻にLINEで脅迫メッセージを送ったとして逮捕されているからね。さすがの三田もお手上げだろう」(芸能プロ関係者)
銀座ホステスへの〝性加害報道〟で表舞台から姿を消した香川照之も、実は「二世タレント」だ。
「父は歌舞伎役者の二代目市川猿翁、母は昭和の名女優・浜木綿子というサラブレッドです。しかし、猿翁が16歳年上の既婚者だった女優の藤間紫と不倫を続け、浜との実質的な夫婦としての生活は1年程度で破たん。浜は香川を引き取り、東大を卒業するほど優秀な子どもに育て上げた。香川は、父のような歌舞伎役者になりたいと直訴したが、猿翁は長く認めず、ようやく市川中車として香川が歌舞伎の舞台に立てた頃には46歳になっていました」(スポーツ紙記者)
歌舞伎役者になる夢を叶え、名俳優としても成功した〝勝ち組二世タレント〟だった香川だが、一転〝負け組〟の筆頭になってしまった。
逃れられない薬物の誘惑
一時、人気絶頂だったという点では、いしだ壱成も同じだ。石田純一の息子としてデビューし、父が一大ブームを巻き起こしたトレンディー・ドラマの流れを組む作品などに多く出演。木村拓哉と並び、若者がファッションなどを真似するほどの人気を誇ったが、父親がそうだったように結婚と離婚を繰り返し、現在は「植毛」のPR案件程度しか仕事がなく、経済的な困窮も報じられている。
「いしだ壱成の転落のきっかけは薬物でした。三田佳子の次男しかり、二世タレントは薬物で転落するケースも多い。親が金持ちであることが世に知れ渡っているため、友人ルートで薬物の売人などが近寄ってくることも多いんです」(同・記者)
わがままに育てられた二世タレントたちは、薬物以外にもパートナーなどに対する暴力沙汰などを起こすケースもあるが、もっともひどい事件と言えるのは、高畑淳子の息子・高畑裕太が起こした強姦致傷事件だろう。
「裕太は、群馬県前橋市のビジネスホテルに宿泊した際、女性従業員に性的暴行を加えたとして、強姦致傷容疑で逮捕された。示談が成立したため不起訴処分となりましたが、この事件は芸能界でも大問題となり、その後の二世タレントたちの起用にも影響を与えたほどでした」(テレビ局関係者)
ちなみに、坂口良子の娘・坂口杏里も〝二世のおバカタレント〟として一時はバラエティーに引っ張りだこだったが、ホストにハマって母親の遺産を使い果たし、風俗嬢やセクシー女優まで経験。トランスジェンダーの格闘家と結婚し、ようやく落ち着いたかと思えば、いまだに離婚騒動などを引き起こし、ネットニュースを騒がせている。
もちろん、宇多田ヒカルのように、両親以上に活躍するケースもあるが、トータルで見ると、やっぱり「ざんねんな二世」が多いようだ。
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