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わくわく『地方競馬』情報~第68回平和賞

わくわく『地方競馬』情報
わくわく『地方競馬』情報 (C)週刊実話Web

10月26日、船橋競馬場で唯一の2歳重賞となる『第68回平和賞』(SⅢ)が開催される。

2歳重賞としては今年で73回目となる『全日本2歳優駿』(JpnⅠ)に次ぐ歴史を誇り、同レースのトライアルにも指定されている。

全日本2歳優駿がJpnⅠに昇格して以来、3頭の南関東所属馬が勝利しているが、そのうち2006年のフリオーソ(浦和)と19年のヴァケーション(川崎)が、平和賞をステップにしている。

そのほかにも平和賞をステップとして、翌年大活躍を遂げた馬は数知れず。18年1着ヒカリオーソ、12年1着インサイドパーク、07年2着馬ドリームスカイ、04年1着シーチャリオット、99年2着ヒノデラスタは翌年の東京ダービー、14年1着ストゥディウムは羽田盃、06年2着フリオーソはジャパンダートダービー、18年2着トーセンガーネットは桜花賞と東京プリンセス賞を制しており、翌年のクラシック戦線を占う上でも重要で、非常にレベルの高い一戦と言える。

船橋所属馬の成績は【5・6・3・36】と悪くはないが、浦和所属馬【2・2・2・10】、川崎所属馬【2・1・0・14】のほうが勝率は上回る。例えば、浦和のように「コース経験馬が絶対有利」というわけではなく、遠征馬でも十分勝負になる。実際に優勝馬10頭のうち船橋デビュー馬4頭を除き、すべて船橋初出走馬だった。

カギを握る「鎌倉記念」と「ゴールドジュニア」

やはりポイントとなるのは、2週間前に行われる『鎌倉記念』と約1カ月前の『ゴールドジュニア』。鎌倉記念と平和賞は、レース間隔が中1週と短く転戦してくる馬が少ないとはいえ、鎌倉記念1〜3着馬の成績は【2・1・0・2】で、中1週でも出走してきた際は注意が必要だ。

また、ゴールドジュニア1〜3着の成績も【2・0・0・3】と要チェック。20年の2着マカベウス、19年の3着ヴァケーション、14年の4着ストゥディウムも優勝している。

翌年の大レース勝ち馬の登竜門でもある平和賞。フリオーソのような歴史に名を残す名馬の誕生もあるかもしれない。将来性を感じさせる逸材の登場に期待したい。

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