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JRA重賞『秋華賞』(GⅠ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

(C)JRA
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過去10年の3連単配当は、2013年に23万馬券こそ出ているものの、半数の5回が2万円台以下。今年と同じ阪神で行われた昨年も、1番人気のソダシが10着に沈みながら、2~4番人気が上位を占め264倍だった。今年は三冠に挑戦するビッグネームがいて、その他の有力馬も能力は高い。堅めの決着となりそうだが、果たしてどうなる!?

★軸馬=スターズオンアース
桜花賞はハナ差だったが、オークスでは1馬身4分の1と、しっかり後続を引き離して二冠を達成したスターズオンアース。デビュー以来【3・3・1・0】と4着以下がなく、特に3歳以降の重賞4戦はすべて連対と、安定感でも他馬の追随を許さない。オークスからコンビを組むルメール騎手が、引き続き騎乗するのも心強い。史上7頭目の牝馬三冠へ向けて、視界良好だ。

★相手=スタニングローズ
1番人気に推された前走の紫苑Sは、ゴール前でぐいっと伸びて重賞2勝目を挙げたスタニングローズ。休み明けで14キロ増と余裕残しではあったが、オークス2着の貫禄を見せつけた。紫苑Sが重賞に昇格して以降、そこを2番人気以内で勝利して臨んだ馬は【1・1・0・2】と、半数が連対している。ひと叩きして馬体が締まってくれば、さらにパフォーマンスを上げてきそう。鞍上の坂井騎手は7年目で、今年は早くもキャリアハイの勝ち星を記録し、リーディングベスト10にも食い込んでいる。GⅠの勲章を手にしてもいい頃だ。

★相手=アートハウス
桜花賞は不出走だったが、忘れな草賞を楽勝し、オークスでは実績馬を押しのけ2番人気の支持を集めたアートハウス。しかし、直線で伸びを欠き7着と戴冠は果たせなかった。夏休み明けのローズSは、1分58秒5の好タイムで1番人気に応える完勝。改めて、春のGⅠ上位馬へ挑戦状を叩きつける。鞍上の川田騎手は、桜花賞でスターズオンアースを勝利に導きながら、オークスにはアートハウスで参戦し敗れている。ここでリベンジを果たせるか。

展開次第で一発があるプレサージュリフト

★相手=ナミュール
2歳秋の赤松賞では、パーソナルハイやスターズオンアースを置き去りにし、チューリップ賞ではピンハイやサークルオブライフを一蹴しているナミュール。能力は間違いなく世代トップクラスだが、出遅れが響いた阪神JF(4着)、スローペースに泣かされた桜花賞(10着)と、GⅠで二度1番人気に推されながら、運にも恵まれない感じの結果となっている。母はマイラーだから、前走からの400メートル短縮はプラス。スムーズな競馬ができれば、ここでも上位に食い込める力はある。

★相手=プレサージュリフト
デビュー2連勝でクイーンCを制し、素質の高さを見せたプレサージュリフト。同じマイル戦で、2戦目に2秒6も時計を詰めたあたりは、レースを使いつつ成長の軌跡を披露した。桜花賞は11着でも勝ち馬からは0秒5差、オークスも5着で0秒6差と大きく離されてはおらず、トップクラスとの力量差は、着順ほどないと考えていいだろう。展開次第で一発がある。

★相手=エリカヴィータ
オークスでは9着だったエリカヴィータだが、フローラSを勝っており、同世代相手なら見劣りはしない。国枝厩舎は、開業以来の秋華賞の成績が【3・2・0・5】で、オークスからぶっつけで臨んだ時は2戦2勝。侮れない。

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