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わくわく『地方競馬』情報~第49回南部駒賞/第25回エーデルワイス賞/第32回埼玉新聞栄冠賞

わくわく『地方競馬』情報
わくわく『地方競馬』情報 (C)週刊実話Web

今月は重要な2歳重賞が続くが、まずは10月16日、岩手競馬の伝統の2歳戦『第49回南部駒賞』に注目したい。創設は1973年、岩手の2歳重賞では最も歴史が古い。2000年に東北交流となり、04年からは地方全国交流に変更され、実力馬のそろうハイレベルな一戦となった。

全国交流となってからの17回は、地元勢10勝に対し北海道勢7勝。しかし、ここ10年は5勝ずつと互角であり、さらに近4年は北海道勢が優勝。北海道の3着内率は50%を超える数字となっている。一昨年から比べると1カ月も早く開催されるのは、中17日で迎えることになる『JBC2歳優駿』(JpnⅢ)と、2カ月後に行われる『全日本2歳優駿』(JpnⅠ)を意識させるもので、ここでの好走がその先の選択肢にもつながっていく。

一昨年の勝ち馬ギガキングは、翌年のダービーグランプリで勝利。南部駒賞のレベルの高さを証明した。例年よりも参加しやすい日程となり、マイル戦の適性が高いメンバーが参加してくるはずで、その後を見越した、よりハイレベルな戦いが予想される。

さて、20日は2歳ダートグレード競走の開幕となる牝馬戦『第25回エーデルワイス賞』(JpnⅢ)が開催される。過去24回のうちJRA勢10勝に地方勢14勝と、地方勢がJRA勢を上回っており、特にここ5年は地元勢が勝利を決めている。18年のアークヴィグラス、21年のスピーディキック(北海道)は、その後、南関東に移籍し、東京2歳優駿牝馬を制覇。ここから全国に旅立ち、翌年のクラシック戦線を賑わす名牝馬が誕生する可能性は大きく、見逃せない一戦となる。

「埼玉新聞栄冠賞」はコース適性のある馬を狙え!

ところ変わって浦和競馬では19日、『第32回埼玉新聞栄冠賞』(SⅢ)が開催される。1991年に1900メートルの重賞として創設されたが、2021年より2000メートルに変更され、同コースで行われる『浦和記念』のステップレースであるという位置づけが、より明確になった。

距離変更もありながら20年・21年と連覇したタービランスは、浦和記念2着という好成績を残している。小回りの浦和コースだけに、適性を見極めるのが馬券的中の鍵となる。

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