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JRA重賞『オールカマー』(GⅡ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

(C)JRA
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過去10年の3連単配当を見てみると、2014年こそ25万馬券が出ているものの、あとはすべて6万円台以下。10番人気以下の大穴が馬券に絡んだのは1回だけで、極端な波乱は起こりにくいレースと言える。なお、7歳以上は34頭が出走し3着以内に入ったのは1頭だけ。ベテラン馬の苦戦傾向は頭に入れておいた方がよさそうだ。

★軸馬=デアリングタクト
20年に無敗で牝馬三冠を達成したデアリングタクト。その後は5戦して未勝利だが、トップクラス相手に大崩れなく走ってきており、今回のメンバーでは総合力で優位に立つ。脚部不安により1年間の休養を余儀なくされたが、復帰してからは馬体重22キロ増だったヴィクトリアマイルこそ6着だったものの、続く前走の宝塚記念ではタイトルホルダーがレコード勝ちを決める中、しぶとく3着まで追い込んでいる。徐々に本調子を取り戻しつつあり、ここは秋のGⅠへ向けて好発進を決めたいところだ。

★相手=テーオーロイヤル
1勝クラスからの4連勝でダイヤモンドSを制し、その勢いで臨んだ天皇賞・春でもタイトルホルダー、ディープボンドと今回の凱旋門賞に出走予定の2頭に続く3着に食い込んだテーオーロイヤル。近2走は3000メートル以上で好走しているが、2200~2400メートルの中距離でも【4・0・0・1】と、実績は十分。安定した先行力で、ここも上位争いに加わってきそう。

★相手=ヴェルトライゼンデ
1年半近い休養からの復帰戦・鳴尾記念は中団から抜け出して快勝だったヴェルトライゼンデ。ホープフルS2着、ダービー3着などGⅠでも好走歴があり、地力は今回のメンバーでも上位クラス。中山でも、前々走のアメリカJCC2着など好走歴があり問題ない。長期休養明けを走った反動さえなければ、ここも上位争い必至。

穴は復調した昨年の2着馬ウインキートス

★相手=ウインキートス
昨年のこのレースで2着に好走しているウインキートス。その後の3戦は二桁着順が続いたが、有馬記念など相手も強かった。前走の目黒記念は、自身初の逃げを打って3着に粘り込み、復調気配を見せた。引き続き松岡騎手とのコンビが予定されており、同騎手とは③③①③着と息も合っている。脚質は柔軟性があり、どんな流れにも対応できそうな点も心強い。

★相手=ソーヴァリアント
前走のチャレンジCは、3馬身差の圧勝で重賞ウイナーの仲間入りを果たしたソーヴァリアント。ゴール前では手綱を抑える余裕も見せていた。中山では弥生賞4着、セントライト記念2着も含めて【1・2・0・1】と相性は上々。今回は骨折により約8カ月の休養明けとなるが、過去の休み明けも、2カ月半~3カ月半と間隔は短かったものの2戦2勝。8月下旬にトレセンに帰厩して以降、調教のピッチは上がっており、鞍上には川田騎手を確保。陣営のヤル気も感じられる。

★相手=キングオブドラゴン
OP昇格後は阪神大賞典6着(0秒7差)、鳴尾記念5着(0秒3差)と重賞で善戦を続けているキングオブドラゴン。逃げの戦法を確立して以降、成績が安定しており、中山芝2200メートルは④②①着と得意でもある。ハナを切ってマイペースに持ち込めれば、粘り腰を発揮してくれるのではないか。

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