銀座ホステスのブラジャーを剥ぎ取るなどの性加害で、次々にCM降板させられた俳優の香川照之が編集長を務めていたトヨタ自動車の『トヨタイムズ』に休刊情報が流れている。トヨタイムズは、2019年に豊田章男社長の肝いりで開設されたオウンド(自社)メディアだ。
「編集長が報道関係者ではインパクトに欠けるということで、広告塔として白羽の矢が立ったのが人気俳優の香川です。豊田家人脈とも噂されています。というのは昨年5月、豊田社長の息子でトヨタ関連会社の代表取締役を務める大輔氏と元タカラジェンヌの星蘭ひとみさんの結婚披露宴に、香川は招待されていますからね」(出版関係者)
トヨタは『トヨタイムズ』の注目度を高めるため、『報道ステーション』のキャスターを務めたテレビ朝日の富川悠太氏やテレビ東京の森田京之介氏の両アナウンサーをヘッドハンティングし、話題になった。
「トヨタは2人を中途採用する一方で、大手求人広告代理店を通じて、大手新聞社の優秀な記者にも『今より高い給料がもらえる』と声をかけていましたね」(経済ジャーナリスト)
引き受ける後釜はいない!?
月間ページビュー(PV)数の概要などを分析しているサービス『SimilarWeb』を見れば明らかだが、トヨタイムズは「大人気オウンドサイト」と一部で喧伝されるほどのPV数などは稼いでいない。
「メディア事業として利益を上げるビジネスではありませんが、宣伝広告事業としても現段階で採算が取れていないようです」(同)
まさに〝これから〟という最中に発覚した〝香川編集長〟の性加害スキャンダルは、世界のトヨタにとって大きな痛手だ。
「香川の後任に堺雅人や長澤まさみらの名前が挙がっていますが、ブランドイメージが崩れた今、引き受ける人気俳優を探すのは厳しい。大手新聞記者のヘッドハンティングも停滞している。香川スキャンダルはまだ尾を引きそうですから、トヨタイムズは『一時休刊したほうが無難』という声も上がっています」(同)
本誌編集長を推薦。
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