フリーアナウンサーの古舘伊知郎が、9月13日に自身のYouTubeチャンネルを更新。ニュースサイト『文春オンライン』がスクープしたプロ野球・巨人の坂本勇人にまつわる〝中絶トラブル〟に苦言を呈した。
坂本は、交際していたとされる女性が妊娠した際、「中絶」を希望。出産を望んでいた女性は精神的に追い込まれ、自殺未遂を起こしたと報じられている。
「文春オンラインの記事には、坂本が送ったLINEの文面も添えられていたが、これがマズかった。《おくちにいれたい おえおうさせたい》《今日けつなあな確定な》などのパワーワードが並んでいたため、坂本の変態性がバレてしまったんです。マスコミ関係者の間では、ひそかに〝おえおう〟や〝巨人軍は変態たれ〟といった言葉が流行っています」(女性誌記者)
しかし、古舘アナは、『巨人軍は紳士たれ』という言葉は〝戒め〟の意味で、「生身の人間は、ほっときゃ紳士じゃないのよ」と力説。「ジャイアンツの選手ともあろうものが」という批判は理解できないとした。
さらに、「性欲にからむ行為」や恋愛沙汰は「互いに合意していれば」、基本的には「ハタがどうこう言うことじゃない」と持論を展開。しかし、こうした〝古舘基準〟に照らしても坂本の行為は「あまりにも身勝手すぎる」「ひでえなと思う」とバッサリ。
「文春オンラインの報道がすべて事実なら」と強調した上で、「一人の人間が一人の人間を傷つけてませんか、と。言葉や行動で」と批判。そこが一番の問題だと指摘し、変態的な行為や中絶を女性が嫌がっているのに〝強制〟していたかのようなことは断罪されるべきだと主張しているのだ。
また、アンジャッシュの渡部建の〝多目的トイレ不倫〟や香川照之の性加害を「大アウトでしょ」と表現。坂本の行為は「それ以上」だとして、記者会見やみそぎが必要だと突き放している。
“おえおう坂本”の大罪
古舘アナの怒りの矛先は、坂本の問題を一切報じないスポーツ紙やテレビにも向けられ、「時代が違う」と憤っていた。
「俳優だから、お笑い芸人だから、タレントだから(スキャンダルを)報じていいんだ、断罪させるんだ。一部、スタープレーヤーのスポーツアスリートは守られるんだって、そんな区分けは絶対ダメ」
こうした意見はネットにも渦巻いており、実際、各スポーツ紙には読者からクレームや疑問の声が届いているという。
某紙のデスクが嘆く。
「坂本の派手な女性関係は、番記者の間では超有名な話。しかし、それを洗いざらい書いてしまえば巨人から出入り禁止を食らってしまう。スポーツ紙としては死活問題なので、他社と足並みをそろえて〝静観〟するしかないんです」
すでに、スポーツ選手たちからは「どうせ俺たちのことは書けないだろう」となめられているという。
前出の女性誌記者が続ける。
「今回の件で、すっかり各スポーツ紙の権威は失墜してしまった。少なからず各紙の売り上げにも影響するのではないか」
〝おえおう坂本〟の罪は重い。