社会

「新車が買えない!」半年待ちは当たり前“受注停止”も続々でユーザーが悲鳴

Mix and Match Studio
(画像)Mix and Match Studio/Shutterstock

「買いたくても車が買えない!」そんなドライバーの悲鳴が響き渡っている。

現在、自動車業界では半導体などの不足によって、新車の納期は「半年以上」が当たり前。中には、トヨタの新型ランドクルーザーのように「4年待ち」という車種もあるというから驚きだ。

そんな中、業界トップのトヨタが次々と自社の車の〝受注停止〟を発表。新車購入を計画していたユーザーから「車が買えない!」と悲鳴が上がっているのである。

新車販売店からは、「もはや売る車がありません。お客さんの中には怒り出す人もいて、現場はてんてこ舞いです。販売店の売り上げは、車を納車した時点で計上されます。売る車がないということは、売り上げにも繋がらず、このままでは死活問題になりかねません」という声まで聞こえてくる。

メーカーが公にしない“裏事情”

ネット上も阿鼻叫喚。

《ランクル4年待ちを覚悟で注文しにいったら受注停止だって。どうなってるんだよ》

《トヨタのハリアーも受注停止だって。一体どうなっちゃってるのトヨタさん?》

《もはや車を買ったらその場で次の車を予約しないと、車検に間に合わなくなりそうだなw そもそも売る車がないなら次から次へと新車を発表するなと言いたい》

《ホンダのヴェゼル買ったんだけどもう1年以上待ってる。最近は本当に納車されるのか不安になってる》

この混乱の理由は、新型コロナウイルスやロシアのウクライナ侵攻を発端にしたパーツの供給不足が主な原因だが、直近の「排ガス規制」に対応するため、一旦注文をストップせざるを得ないという事情もあるという。

「円安が進み、海外で売った方が利益が出るという〝裏事情〟もあります。これでは日本のユーザーはたまったもんじゃないですよ。日本のメーカーは、企業としてどの国の市場を重視するのか、今後の姿勢が問われますね」(自動車ジャーナリスト)

新車の販売が滞っているため、中古車の価格も爆上がり。さらには新車の〝高額転売〟も横行している。これから新車を購入する予定がある人は、早めに行動した方がいい。

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