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JRA重賞『キーンランドC』(GⅢ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

(C)JRA
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過去10年、1番人気馬は【2・4・1・3】と悪くなく、それも含めて上位人気馬は全体的に頑張っている印象。ただ、2015年に3連単37万馬券、17年に11万馬券、21年も26万馬券と、それなりの配当は出ており、ここも波乱に期待する手はありそう。10番人気以下の馬券絡みは1頭だけなので、組み合わせを工夫して一発を狙いたいところだ。

★軸馬=ウインマーベル
橘Sが0秒3差、葵Sが0秒4差と、後続を突き放してOPクラス2連勝中のウインマーベル。先団につけて、直線もしっかりと脚を伸ばすという完璧なレースぶりで、他を寄せ付けなかった。今回は3カ月ぶりで、同じ間隔だった3走前のファルコンSが15着に敗れている点は気になるところ。だが、あの時は直線半ばで前が詰まり、なおかつ馬群のど真ん中でもみくちゃにされて戦意喪失と、明確な敗因があった。スムーズなレースで力を出し切れれば、初の古馬相手でも好勝負必至だ。札幌&函館の芝1200メートルは3戦3着3回とコース実績もある。

★相手=ジュビリーヘッド
3勝クラスから6戦連続馬券圏内と、堅実な走りを見せているジュビリーヘッドは、札幌&函館でも【1・0・3・0】と4着以下なし。勝ち切れない面はあるものの、安定感は抜群だ。芝1200メートルでも【4・5・1・1】と好相性。唯一の着外は昨春の2勝クラスでの5着で、渋った馬場(稍重)に加えて連対歴のない左回りと条件が悪かった。得意距離の右回りなら、馬券圏内に入る可能性はかなり高そう。

★相手=シゲルピンクルビー
重賞勝ちは3歳春のフィリーズレビューだけだが、北九州記念4着、京阪杯5着、京都牝馬S4着と惜しいレースは何度もあるシゲルピンクルビー。このメンバーでも上位争いに参加する実力は秘めている。過去10年で牝馬が7勝と、牝馬が優勢なキーンランドCではあるが、特に関西所属の4歳牝馬は【2・3・1・6】と半数が馬券圏内に好走している。札幌&函館では【2・2・0・3】と実績も豊富だ。

ホー騎手騎乗のマイネルジェロディに注目!

★相手=レイハリア
昨年は未勝利からの3連勝でここに臨み、見事勝利したレイハリア。その後は、休みを挟みながら使っていたこともあって成績が上がらなかったが、前走の函館スプリントSでは、ハイペースを好位で追走し、4コーナーで先頭に立つ積極策から粘り込んで4着と復調の兆しを見せている。北海道の洋芝も合いそうで、ここは昨年の再現も十分ありそうだ。

★相手=ヴァトレニ
1500メートルではあるが、札幌では3戦3勝、函館でも前走の青函S(芝1200メートル)を制して1戦1勝と、北海道の洋芝では無双状態のヴァトレニ。重賞初挑戦ではあるが、青函Sでジュビリーヘッドやマイネルジェロディを破っており、得意コースならいきなりのタイトル奪取があっても不思議はない。

★相手=マイネルジェロディ
OP昇格後は成績が安定していないマイネルジェロディだが、5走前のオーシャンS13着は出遅れて流れに乗れず、前走のUHB賞は渋った馬場で力を出せずと、敗因ははっきりしている。それ以外のOPでの3戦はいずれも3着だから、ここでも自分の競馬ができれば出番はありそう。

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