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JRA重賞『札幌記念』(GⅡ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

(C)JRA
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ひと足先に夏休みを切り上げて始動する実績馬に、夏の上がり馬が交じって、毎年、好メンバーが集う札幌記念。1着本賞金もGⅡの中では最高額の7000万円となっており、今年も白熱したレースが展開されることは間違いない。1番人気馬は、過去10年で【0・5・3・2】と、安定感はあるものの1着は2011年にトーセンジョーダンが勝利して以来10連敗中。ただ、勝ち馬は10年中9年で5番人気以内。そのあたりをどう馬券に組み入れるかがポイントとなってきそうだ。

★軸馬=ソダシ
前走のヴィクトリアマイルは、後続に2馬身差を付ける完勝だったソダシ。白毛というビジュアル面の話題が先行していた部分もあったが、獲得したGⅠタイトルは3個となり、もはや現役最強マイラーの称号も大げさではなくなった。札幌記念は昨年も参戦し、ラヴズオンリーユーを破って勝利。今年は4歳となり斤量は55キロになるが(昨年は52キロ)、成長分を考えればクリアできるだろう。先行馬がそろっているだけに、ここは好位から運ぶことになるだろうが、前走もそうした形で結果を出している。札幌2歳Sと合わせて2戦2勝の札幌で、さらなる躍動する姿が見られそうだ。

★相手=ユーバーレーベン
オークスを勝って以降、4戦して馬券圏内が一度もないユーバーレーベンだが、近2走は京都記念が勝ち馬から0秒4差の5着、ドバイシーマクラシックでも1馬身半程度の差で5着と悪くない走りを見せている。札幌では、札幌2歳Sでソダシがレコード勝ちした際にクビ差の2着まで迫っており、馬場適性は証明済み。ソダシと同世代のクラシックホースとして、ここは意地を見せたいところだ。

★相手=ジャックドール
昨年から今年にかけて、1勝クラスから金鯱賞まで5連勝と一気にトップクラスまで駆け上がってきたジャックドール。GⅠ初挑戦となった大阪杯は5着に敗れたものの、そのときより相手は楽になっており、キャリア10戦はすべて2000メートルで【6・2・0・2】と好成績。どちらかといえば時計勝負が向くタイプで、札幌の洋芝が合うかどうかは微妙だが、落ち着いて先行できればチャンスはある。

パンサラッサの押し切り可能性も十分!

★相手=パンサラッサ
テンのダッシュ力を考えれば、おそらくハナを切るであろうパンサラッサ。過去10年のこのレースで、4コーナーを先頭で回ってきた馬は【3・1・0・6】と好走率が高い。本格化した昨秋以降、1800~2000メートルではGⅠのドバイターフも含めて4戦4勝。この距離で、マイペースで運べるようなら、そのまま押し切ってしまう可能性も十分だ。

★相手=アンティシペイト
前走の七夕賞は、中団で脚をため3着まで追い上げたアンティシペイト。それも含めて、福島芝では2戦して①③着、札幌芝では3戦して②①①着。洋芝適性とともに、小回りコースの相性も上々だ。前走よりはメンバーは強化するが、得意舞台で目下の好調ぶりなら上位食い込みがありそう。

★相手=ウインマリリン
近走は成績にムラがあるウインマリリンだが、日経賞やオールカマーといった牡馬混合戦も含めて、GⅡは【3・0・0・1】。昨秋以降、やや調子を落としていたが、前走の宝塚記念は強豪相手に7着と復調気配は感じられる。一発に期待。

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