10代の頃はトップアイドルだった美少女たちも〝ハタチ過ぎたらただの人〟。現在でも女優やママタレとして活躍する芸能美女たちも、アイドルから大人の女優へと脱皮する時期には悩んでいたのだ。当時の彼女たちの試行錯誤ぶりを『週刊実話』は詳しく報じていた。
●平成12年5月25日号掲載『崖っぷちタレントのセクシー化計画』(2)年齢・肩書等は当時のまま
強力なバックボーンから外れて、ソロ活動が危ぶまれているタレントと言えば、元SPEEDの上原多香子(17)だろう。
デビュー時からメンバーの中では一番の美形として注目されたが、言うまでもなく、彼女の担当はダンスとコーラス。メインボーカルではなかった。
歌に自信のない彼女は昨年、映画『ドリームメーカー』でDA PUMPのISSAと共演。熱愛も報道されたが、演技は大不評だった。
事務所側も、女優や歌手以外で売っていこうと苦肉の策を打ち出しているようだ。
「歌のほうでは解散後に発表された『my greatest memories』を含めて、今まで3枚のマキシ・シングルが発表されているが、ソロシンガーとして長く活動できるのか、疑問視する声が多い。彼女の魅力は、何と言ってもダンスで鍛えた体と、美形だということ。バストはメンバー中一番とも言われている。このため、水着などのセクシー写真集を発売するという情報もあるんです」(出版関係者)
大人のオンナになりきれない安達
また、実力派として認められながら、いまだにもがき続けているのが安達祐美(18)だ。
彼女のドラマデビューは、わずか12歳の時だが、1994年、日本テレビの『家なき子』の熱演で一気にブレーク。その後は子役の代名詞のように言われてきた。
昨年、大人への脱皮を懸けて過激な水着シーン満載のセクシー写真集を発売したのだが、このイメージ戦略も不発に終わったというのが大方の見方だ。
「苦しいですよね。18歳の割には顔立ちが幼く、大人の色気がない。そのアンバランスさがウケて写真集はかなり売れたが、いまだに扱いは子役の域を出ていないんです。昨年は子供向けのミュージカル『オズの魔法使い』のドロシー役もやっているんですよ。大人になろうとしてもなりきれていない中途半端さが目につきます」(テレビ関係者)
逆に、こんな声もある。
「写真集には、大人になりきれない少女の色気が漂っていた。マニア向けと言われるが、この手の写真集には十分シェアがある。第2弾を発売すれば、数字が読めるほどです」(大手出版社営業マン)
妖しい少女の色気を武器にする方法だけは残されているようだ。
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