日本の経済がバブルに向かっていく1980年代、社会全体が活気に満ちあふれ、芸能界も今よりキラキラと輝いていた。そんな時代に生きた若者から圧倒的な支持を集めたアイドルたちの素顔に迫る。
●昭和57年3月18日号掲載『大学生、高校生、新入社員がシビれるアイドル』(4)年齢・肩書等は当時のまま
“理想のお嫁さん”の竹下景子は二十八歳。それでも、大学生の人気はバツグンだ。
『クイズダービー』のカンのよさも、人気を集めている原因で“優等生型女優”。
清純的で、親しみやすく、知性派のオブラートがかぶさっていて、茶の間で人気がある。
一時、結婚がウワサされたカメラマンの関口照生氏との仲についても、最近はおかしな雲行き。
「何か形を残さなければいけないとは思わない。お互い大人だし、それぞれのマイペースでいくだけ」
芸能評論家の加東康一氏は、こう評する。
「ズバリいえば、竹下景子の男性関係のなかに、関口氏の入り込む余地がなくなりつつある、というところじゃないかな。竹下にとって、関口氏は“夕ぐれまでの道草”的な存在でしかなかったと思う。晩ゴハンは、別な男性と食べる方式の、そんな意味しかなかったんじゃないかな。たとえば、竹下が“あすは何時まであいているわよ”といえば、関口氏は、その時間に合わせてきたが、それ以上、彼女のプライベートな時間には入りこめない、そんな関係ですよ。竹下の気持ちのなかから、もう関口氏との“結婚”の気持ちは、ほぼ消えてしまったといってもいいんじゃないですか」
岩城との交際は否定…
最近、竹下の新しい恋人は、フジテレビの『北の国から』で共演した俳優・岩城滉一(30歳)ではないかとの情報も流れている。
「竹下と関口氏の仲はすでに切れているはず。で、竹下は別れたから、岩城に走ったんじゃないですか。どっちかというと、竹下のほうが熱を上げたようです。竹下という女性は、見かけによらず、惚れやすく、すぐのめり込むタイプですからね」
そういう、テレビ局のスタッフもいる。
とはいえ、岩城は、帝京大学時代は、ケンカざんまいに明け暮れ、暴走族のリーダー格だった。
女性との同棲生活などの経験もあり、いまでは妻子もいる。夫人は結城アンナ。
竹下の所属する事務所の女性マネジャーも、ウワサを否定する。
「『北の国から』で共演した方とは、どなたとも親しくしていただいているんです。別に、岩城さんとだけ親密ということはありません」
現在、芸術座の舞台『遺書』で、とても忙しくて遊んでいるヒマなどない、という。
身長一五七センチ、バスト八二センチ、ウエスト五六センチ、ヒップ八五センチのプロポーションだが、もうすっかり“熟れた女”。中国相法の風摩人は、こう分析する。
「彼女のベッドは“処女性”をシンボルとし、永遠に熟さない堅く青いイメージ。どちらかというと、受身の喜びを感じるほうで、みずから唇を差し出さず、自己犠牲的体位を好む。ベッドの上でも、身体を露出することをきらい、はじらい、相手に身体を直視されることを極力避けようとする。女性自身は、桃割れ型で下つき、ホールの奥行きは浅いが、巾着型。バストへの刺激、うなじへの軽い口づけに弱く、また、相手の男性がそのときに声を出すと、自分も激しく燃えるタイプ」
やっぱり“理想のお嫁さん”だ。
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