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三原順子「今度こそ脱ぎます」トシに似合わぬセクシー度【週刊実話お宝記事発掘】

三原じゅん子
三原じゅん子 (C)週刊実話Web

日本の経済がバブルに向かっていく1980年代、社会全体が活気に満ちあふれ、芸能界も今よりキラキラと輝いていた。そんな時代に生きた若者から圧倒的な支持を集めたアイドルたちの素顔に迫る。

●昭和57年3月18日号掲載『大学生、高校生、新入社員がシビれるアイドル』(1)年齢・肩書等は当時のまま

「とにかく、あの娘、色っぽいんですよ。初めて会ったときは、まだ、中学生だったけど、ムードを持っていました。思わずゾクッとしましたね。当時、もう成熟した女っていう感じすら漂わせていました」(TBSのディレクター)

日本テレビのディレクターもコーフン気味だ。

「この頃、めっきり女らしくなりましたね。まだ十七歳っていうけど、何かもう、開発された女という感じですね」

つっぱりムスメの三原順子。デビュー曲の『セクシーナイト』が五十五万枚、続く『ド・ラ・ム』『サニーサイド・コネクション』も三十万枚で、所属のキングレコードにとってはドル箱スター。そのうえ『あゝ 野麦峠・新緑篇』につづいて、『人形嫌い』(東宝東和)では、本格的な初主演で、女優としても大活躍。いまや、高校生のアイドルスターとしてトップを走っている。

十七歳とはいえ、一六四センチ、バスト八一センチ、ウエスト五八センチ、ヒップ八六センチのプロポーションで、妙に艶っぽい。

『あゝ 野麦峠・新緑篇』(山本薩夫監督)では、ファーストシーンから、なべおさみに乱暴されるなど、八回ものぬれ場シーンがある。

検番のなべおさみが、優等工女である三原順子に、「オレに任せておけば、悪いようにはしない」と、河原で強引に肉体関係を結んでしまう。

つっぱり女性といわれても、まだ十七歳の三原にとっては、ツラそうな現場だった。

「本当に好きな相手でないと、口を合わせたり、その気になった表情はできません」

ベテランのなべおさみが、役得とばかり、ノーブラの順子の胸をまさぐり、首筋から耳へと舌をはわせる。いやがりながらも、やがて男の肉体に負けてしまうシーン。

山本監督に、「男の口も吸えないのか」としごかれて、くちびるをかみしめて、監督をにらみつける場面もあった。

「わけもなくハダカになるのはイヤ」

今度の『人形嫌い』では、兄に思いを寄せる妹の役で、見知らぬ男に体を投げだすシーンもある。二月十日からクランクイン。仕事が忙しくて、明大付属中野高校は、高二で休学して、仕事に入れこむ。

「今度こそ脱ぎます」

と宣言しているが、純情なところもみせる。

「わけもなくハダカになるのはイヤ。好きな人のためにとっておく」

不良っぽい雰囲気とのギャップが、ヤングに受ける理由でもある。

仕事場では、ハタチの女性のような落ち着き方、化粧、ヘアースタイルで色っぽく迫るので、ほんとうの年齢以上に、いつもみられている。

撮影所のスタッフは、「目とクチビルのセクシーさがたまらない」という。

一昨年暮れ、ケーキ屋のケンちゃんこと宮脇康之との“恋人宣言”を堂々としたが、キスまでの交際だったらしい。

「いまは別に、なんでもないんです」

宮脇にふられた、ふったとか、情報は混沌としている。

「国広富之らにも接近しているらしいし、たのきんトリオの近藤真彦、野村義男とも、仲よくしているらしいし、なにしろ、レパートリーが広いから、絶対にさみしい日を送るようなことにはならないですよ。あの若さであの体だし、男が放っとかないしね」(芸能記者)

沖田正浩や元歌手の伊丹幸雄とのウワサもある。

「彼女は、土王星で支配星は天王星。知的で明るい性格。自分の意志はハッキリ表現するタイプ。当然、恋愛にも積極的。これだと思う相手には、ストレートにアタックする。この若さでセクシーなのだから、ベッドの中では最高だろう。彼女自身も行為が好きで、男を魅了してやまないから、スキャンダルも多いが、ドライなところがあるから、いやになったらパッと切るタイプ」(メルキリウス星占い)

彼女の人気の秘密は、年の割に成熟した肉体の持ち主であると同時に、同世代にとって、クラスメイトの代表、憧れの君、といった存在だからだ。

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