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わくわく『地方競馬』情報~第34回ブリーダーズゴールドカップ/第27回クラスターカップ

わくわく『地方競馬』情報
わくわく『地方競馬』情報 (C)週刊実話Web

夏の大型連休初日の8月11日に門別競馬場で開催されるのが、古馬牝馬のダートグレード競走『第34回ブリーダーズゴールドカップ』(JpnⅢ・2000メートル)だ。秋の『JBCレディスクラシック』(JpnⅠ)を見据えて、トップ牝馬たちが北の大地で顔を合わせる。

2014年から牝馬限定戦となった本レースだが、初年度の優勝馬サンビスタは、同年のJBCレディスクラシックを制し、翌15年には牝馬史上初となる『チャンピオンC』(GⅠ)制覇。昨年1.5倍の断然人気に応えて快勝したマルシュロレーヌは、その後、アメリカの『ブリーダーズカップ・ディスタフ』に挑戦し、日本調教馬初のアメリカダートGⅠ制覇の偉業を成し遂げた。歴史を塗り替えるような実力を持つ牝馬たちの、超ハイレベルな戦いだ。

例年JRA勢が圧倒的に強く、地方馬の優勝は第1回のフェートノーザンまでさかのぼる(馬インフルエンザの影響でJRA所属馬が競走除外された07年を除く)。ここ10年は、3着以内に地方馬の名前はなく圧倒的に劣勢だが、最近は中央と地方の実力差が縮まっているのも事実。流れを変えるような地方馬の登場も、今年は期待したい。

北の大地と言えども、猛暑の中の2000メートルは厳しい戦いとなる。スタミナとスピードを必要とされる過酷な戦いを制して、スターダムにのし上がるのは、果たしてどの馬か。真夏の熱き牝馬の戦いに注目だ。

どちらのレースもJRA勢が優勢だが…

そして、夏の最も熱い時期に行われるもう1つのダートグレード競走が、8月16日の『第27回クラスターカップ』(JpnⅢ・1200メートル)」だ。

夏の盛岡競馬場で行われるスプリント戦。20年にはマテラスカイ(JRA)が、日本レコードとなる1分8秒5で優勝している。

過去10年をさかのぼると、17年にはブルドッグボス(浦和)、13年のラブミーチャン(笠松)など、その時代の地方競馬をけん引した名スプリンターの名前も。ただ、過去26回のうち地方馬の優勝は4回のみと、本レースもJRA勢が優勢の傾向にある。

今年も勢いあるメンバーが出そろい、レベルの高い戦いが繰り広げられそうだ。

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