芸能

グラビアアイドル、フリーライター/渡辺ありさインタビュー~ミス東スポGPは脱サラ組!?

渡辺ありさ
渡辺ありさ (C)週刊実話Web

最近は〝副業グラドル〟が増加中だ。本業はグラビアアイドルなのだが、他にも得意分野があり二足、三足の草鞋を履いているケースも。

本年度の『ミス東スポ』でグランプリを受賞した渡辺ありさもその1人。グラドルとして活動しながら、フリーランスのライターの仕事をし、社会福祉士の資格も持つ。おまけに昨年、脱サラしたばかりなのだという――。

渡辺 実は私、グラビア活動を始めてからまだ1年も経っていない新人なんです。芸能活動は子役としてミュージカルの舞台に出たのが最初で、その後もバラエティー番組に出たりラジオパーソナリティーをしていたこともあります。高校時代にイメージDVDを2本出しているので、それはグラビア活動と言えるのかもしれませんが…。

――ずいぶんと色んなことをしてきてるんですね。当時のDVDはどんな内容?

渡辺 高校生だったので、セクシー系ではなくおとなしい内容でした。ジャケットでは赤いビキニを着てY字バランスのポーズをしています。私、めちゃめちゃ〝貧〟なので、小学生がビキニを着ているみたいで痛々しかったんですけど(笑)。

――世の中には〝マニア〟もたくさんいますから。

渡辺 はい。ファンの方もそう言って慰めてくださいます(笑)。ただ、当時もホメられたのですが、ガリガリなのにお尻の形はパーフェクト!…らしいです。なので、今もセールスポイントは美尻ということで。

――脱サラをしたそうですが、どんな仕事をしていたのでしょう?

渡辺 埼玉県立大学を卒業して新卒で入社したのが、サイバーエージェントの子会社でした。ウェブ広告の代理店というかPR業務をする会社で、そこでプレスリリースを書くことを日常業務にしていたんです。文章を書くことの楽しさはそこで気づかされました。ただ、私は芸能活動が長くて社会の仕組みを何も知らなかったので、会社員としてはダメ人間でした。クライアントと会社の板挟みになり問題をこじらせてばかり。反省文を何回も書かされました。そんなこともあり、会社を辞めてライター業とグラビア活動の二刀流で頑張ろうと決意したんです。

世間知らずなので突拍子もないことをしがち…

――とはいえ、時代はコロナ禍の真っ最中。フリーランスになるとは勇気がある。

渡辺 世間知らずなので、そういう突拍子もないことをしがちなんです。で、考えたのが、まずは自分の名前を知ってもらおうということ。ちょうどミス東スポの募集が始まっていて、ここで賞でも取れば名前が売れる、あわよくば東スポさんで記事も書かせてもらえるかな…と思って。

――動画を配信し、その人気投票によってグランプリが決まるんですよね。どんなことをアピールした?

渡辺 事前に色んなライバーさん(ライブ配信を行う人)の動画を見て勉強しました。人気があるのは、ゆるい感じの子なんです。ふにゃふにゃ~っとしてて「おはよー。今日も来てくれてうれしい~」「〇〇さん、ギフトありがとー」みたいな。コメントにも1つ1つ丁寧に答えてるんですね。本当の彼氏と彼女みたいなやりとりが延々と続くんです。ただ、コンテストは半年間も続く長丁場なので、これは自分には無理だなぁと思いました。そこで、真逆というか、コメントは基本的に無視して喋りたいことを喋り続けようと決めました。時事ネタとか、家族のこと、飼っているネコのこと、あとは黙々とラーメンを食べたり。

渡辺ありさ
渡辺ありさ (C)週刊実話Web

――毛色が変わっていたからウケた?

渡辺 そうかもしれないですね。グラドルらしくナースのコスプレもしてみたんですけど、それはまったくウケなくて、ちょっとショックでした(笑)。

――ライターとしてはどんな記事を書いている?

渡辺 男性向け週刊誌などのウェブメディアが多いのですが、健康系から風俗系まで、何でも書きます。最近はパパ活女子の実態をまとめたのが面白かったです。

――最近のパパ活事情はどうですか?

渡辺 元グラドルでパパ活をしている友人にも話を聞いたのですが、相場の値崩れがすごいです。昔は1回6万円くらいだったのが、今はホ別(ホテル代別)1.5万円くらいまで落ちている。若い女性の性事情などにも興味があるので、今後はそういう方面の取材をどんどんしたいと思っています。

色気を売りにするグラドルとしては致命的!?

――自分の経験も記事に反映できる。

渡辺 ところが私、恋愛方面にはあんまり関心がないんです。エッチなこと自体に興味がないというか…。たとえば、旅行に行ったから夜はそういうことをしなくてはいけない…みたいな流れがイヤなんです。お互いがそういう気分になって盛り上がったら…という方がいい。研究者とか草食系の人が、ふとした瞬間に男性的な部分を見せてきてくれる、みたいな方がドキッとするかもしれません(笑)。

――それ、色気を売りにするグラドルとしては致命的なのでは?

渡辺 そうは思うんですけど、私みたいな変わり者が1人くらいいてもいいかなって。他人のエッチ行動には、すごく興味があるんですよ。知らない世界だから知りたい。自分にあまり経験がないからこそ、ゼロベースで聞けると思うんです。

――そういう目線で、最近のタメになった話を聞かせてください。

渡辺 SMバーで働く、ものすごくきれいで身長が170センチくらいあるモデルさんみたいな人にお話を聞かせてもらったことがあって。一見、女王様みたいなルックスなんですけど、その人がゴリゴリのドM嬢。どんなプレイに興奮するかという話になり「汚いおやじに凌辱されたい。私はこんな男に…となるので、汚ければ汚いほど快感を覚える」と言ってました。周りの女性は引いてたけど、私は興味津々。別の女王様からは「鞭で叩いたりロウソクを垂らしたり針を刺したりとかは、かなり自分を抑えてやっている。本当は殺してしまいたいくらい」と真顔で言われ、さすがに「怖っ」と思いましたね。かと思えば、海外に行くと必ず現地の男性と〝濃密関係〟になるというバックパッカーに取材する機会があって。実家がお金持ちで、自身も何カ国語も話せる才女。仕事もすぐに覚えちゃうので人生がつまらないんだそうです。行き着いたところがたくさんの外国人との〝交流〟だった。私は性に対してそこまで情熱を注げないので、勉強になります(笑)。

◆わたなべありさ
1994年5月25日生まれ。2008年タレントデビュー。舞台、ラジオなどで活躍し、大学卒業と同時に広告代理店に入社。脱サラしてグラドルとなり『ミス東スポ2022グランプリ』を獲得。社会福祉士資格あり。ツイッター@Arisaaa_w

あわせて読みたい