デビューから25周年を迎えた人気アイドルデュオKinKi Kids。
最近は個人での活動が目立っていたが、今年は「節目の年」ということもあり、2人そろっての活動を優先している。
しかし、これまで数々の名曲を世に送り出し、デビューからの「CDシングル初登場1位」という記録を守り続けてきた2人の人気にも陰りが見えるという。
「CDシングル初登場1位の記録も、ジャニー喜多川氏の命令があってのもの。ジャニー氏の寵愛を受け、デビュー当初から〝特別待遇〟だった彼らですが、最近では発表する楽曲もそこまで売れず、人気は低迷。本人たちの意向を最優先してソロ活動を中心にした結果、デュオとしては若い世代にも知られていない。かつてのような勢いはなく、固定ファンだけに支え続けられている状態になっています」(音楽関係者)
有料ブログで“事務所批判”
そんな2人と、事務所の歯車が噛み合わなくなったのは、やはりジャニー氏が亡くなってからだという。
「これまでのKinKi Kidsは、事務所内で嵐やTOKIO以上に優遇され、コンサートなども2人の好きなようにやらせてもらえていた。しかし、今年の東京ドームで開催された元日コンサートについて、事務所と意見の行き違いがあったことを堂本光一が公表し、波紋を呼んだのです」(スポーツ紙記者)
光一が事務所の有料ブログで明かしたところによると、自分たちの元日コンサートは「コロナ禍で開催が難しい」と説明されていたにもかかわらず、12月30日に行われる事務所全体での『Johnny’s Festival』はあっさり開催が決定。先に発表されてしまったことで不信感を抱いたというのだ。
「元日は光一の誕生日でもあり、毎年のコンサートをKinKi Kidsのファンは待ち望んでいるのに、その気持ちをないがしろにされたと感じたようです。しかも、機材やセットも『Johnny’s Festival』の〝流用〟があった。突発性難聴を抱える剛を気遣い、スピーカーの位置なども細部までこだわったステージにしたかった光一は、そこにも不満を抱いた」(同・記者)
〝事務所批判〟ともとれることをブログで公表したことに、驚いた関係者も少なくない。こんな祝福ムードに水を差された状況で25周年の幕開けとなったKinKi Kidsだが、7月1日に出演した中居正広がMCを務めるバラエティー番組『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)でも〝違和感〟が。
「2時間スペシャルで放送した内容は、ジャニーさんやメリー喜多川さんとの秘話ばかりで、まるで解散するグループを労うかのようなVTRとなっていました。2人のこれまでの軌跡をたどるという企画でしたが、演出もどこかしんみりとした印象。KinKi Kidsの2人も思い出話ばかりで、今後の展望が見られるような内容ではありませんでしたね」(他局のスタッフ)
こうなると、現実味を帯びてくるのが2人の独立だ。
「現在のジャニーズ事務所を取り仕切る藤島ジュリー景子氏は、嵐に代わる国民的人気のアイドルグループを作ることで頭が一杯。KinKi Kidsの2人のわがままに付き合っていられないというのが本音です」(芸能プロ関係者)
しかも、剛の楽曲制作を中心としたアーティスト活動や、光一の舞台を中心とした仕事は、あまり売り上げには貢献していないというのだ。
「元旦コンサートの一件も、経営陣が経費削減で提案したものに光一が激怒したというのが内情。そもそも2人は、ジャニーさんに恩義があるだけで、現在のジャニーズ事務所には何の思い入れもないとまで言われている。25周年の節目となる今年の活動を無事に終えたら独立する可能性が高まっています」(同・関係者)
とはいえ、ここまでジャニー氏に守られ、〝過保護〟に育てられてきた2人が独立して成功するかは未知数。ここ数年、誰でも知っているヒット曲を出せていない現実も直視したほうが良さそうだ。
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