打っては1試合2本塁打、8打点。投げては8回0封13奪三振と調子を上げてきたエンゼルスの大谷翔平。来年オフにフリーエージェントとなるが、アメリカのメジャーリーグ専門番組が、「新年俸はいくらになるのか?」と特集を組んで以来、周辺がにわかにザワつき始めた。
「メジャーでは、ビッグネームが旧契約の途中で更新するケースも珍しくありません。エンゼルスと大谷サイドが春季キャンプ中、非公式ながら新年俸について〝意見交換〟したのは事実のようです」(米国在住ライター)
〝意見交換〟というのは、二刀流の査定方法をどう決めるかについて。シンプルに投手と打者の2人分を足すのか、それとも投手にウエイトを置き、そこに野手分を足すのか。前例がないだけに、双方とも「分からない」と嘆いているそうだ。
「エンゼルスが新年俸を提示することは、残留交渉も意味します。提示できないとなれば…」(同)
複数の米メディアは「二刀流=2人分」の解釈で、新年俸は4300万ドル(約58億円)と予想していた。
エンゼルスが下位に低迷している影響だろう。トラウト、レンドンの主力打者と大谷で「チーム総年俸の3分の2を占める」とし、「今季シーズン中の大谷放出を決断すれば、大争奪戦になる」との声も出始めた。
獲得後にゴタゴタする可能性
しかし、本当にそうだろうか。現実論として、「二刀流の功罪」も議論されている。
「資金力のあるドジャース、メッツ、レッドソックス、ヤンキースなど二刀流の活躍に相応しい新年俸を払える球団もあります。でも、そんな地区優勝の常連チームはベテランを休ませる枠として、DHを使っています。戦力が重複するので、大谷を獲る代わりに主力選手を放出することになりそう」(球界関係者)
それだけではない。投手・大谷は、MLBでは一般的な「中4日・5人制」のローテーションをこなせない。中6日以上で投げてきた大谷に活躍してもらうため、獲得球団はローテーション再編を余儀なくされる。
「スター性も十分。大谷を欲しくない球団なんてありません。でも、獲得後のゴタゴタを考えると、得策ではないとの意見が多いようです」(同)
ドライな米球界らしい、冷静な見解だ。また、日本人選手に好意的なマリナーズもJ・ディポトGM体制になって以来、大谷の望む長期契約を嫌っている。結局は、エンゼルスに残るしかないのでは?
大谷が本当に求めているのは、優勝争いの刺激。エンゼルスは二刀流の最大の理解者であるものの、その要求に最も遠いチームとも言える。二刀流の刃がさび付かなければいいが…。
あわせて読みたい
- [New] 蝶野正洋『黒の履歴書』~元横綱・曙太郎さんへの想い
- [New] 『美女ざんまい』歌手・俳優/岡崎友紀インタビュー~ドラマ『おくさまは18歳』衝撃秘話~
- [New] 木村拓哉『Believe』妻役が天海祐希になった裏事情…工藤静香が“お相手”に嫉妬!?
- [人気] めるる『くる恋』でバナナ一房をペロリ…「いくらなんでも好きすぎる」と視聴者ツッコミ
- [人気] 手越祐也“一人負け”の迷走状態で悲惨…柏木由紀とYouTubeコラボ実現なるか
- [話題] NHK女子アナの“激変ぶり”に視聴者困惑!? 2年ぶりに番組復帰もすっかり別人に…
- [話題] 山下智久『ブルーモーメント』での“ボソボソ喋り”に混乱!字幕モードにする視聴者続出